9.「がーるふれんど」 ページ12
おそ松兄さんが自由時間を宣言してから小一時間。
家の中を冒険し終わったあと、俺は二階の俺たちの部屋でトド松との会話に華を咲かせていた。
「でね！この子がナギちゃんで、この子がサツキちゃんで、この子がミホちゃんで〜…」
トド松は持ち前の女子力と可憐さで女子からとても可愛がられているらしい。
LIENの友だち欄に表記されている順に女の子たちを紹介してもらっている。
ちくしょー、俺にも女友達の一人や二人紹介してくれよ、頼むから。
「トド松は社交的でいい奴だなぁ、ちょっと考えてることが黒いけど…結果いい奴だよな！」
「そう？A兄さんこそ、明るくて優しいじゃんっ！僕が女の子だったら兄さんみたいな人タイプになると思うなぁ」
嬉しいがそれは喜んでいいことなのか…？？
とりあえず本心で言っているようなのでそこは安心した。
たまに考えてることと全く逆のこと言ってるときあるしなぁ…。
「はは、そりゃどーも！…あっトド松、LIENに通知入ってるぞ」
ふと、LIENの通知音が部屋に響いた。
トド松は何気ない仕草で携帯の画面を見て携帯を弄ったあと、何もなかったかのような顔をした。
「……あれ、通知なんて入ってないよ？A兄さんじゃない？？」
「え？！……あ、まじだ。……一松兄さんからか、買い物行ってこいだって。」
そこには一松兄さんらしく簡潔な文章で『おそ松兄さんと十四松にお菓子買ってきて』とあり、その下には可愛らしい猫のスタンプが送信されてあった。
「買い物かあ、兄さんここらへんの立地覚えてる？？」
「そこのフレマならわかるよ、あとは商店街のとこにあるスーパーくらいなら」
フレマとはフレンドリーマートの略で、近くにあるコンビニのことだ。フライヤーがとても美味い。そんなことは半ばどうでもよい。
俺がそう言った直後にまた通知が入り、一松兄さんから『フレマの菓子はやだ！！！！！スーパーのちーかま食べたい！！！！byおそ松兄さん』とだけ書かれた文章が追伸されていた。
「……スーパーまでいくのかあ、急いでも往復30分はかかるぞ…。」
「はは、おそ松兄さんらしいね。A兄さんも疲れてるだろうし、ゆっくりで大丈夫だよ。僕たちは夕飯の準備しておくから！」
動きたくないのが実情ではあるが、兄と弟が困っているなら助けないと。
俺は重い腰を上げて、買い物に向かった。
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くもの巣 - テンション高尾wwwwすばらしいwwww (2016年3月11日 20時) (
レス) id: b8ecd8eab1 (このIDを非表示/違反報告)
松竹梅 - とても面白いです!!更新更新頑張ってください!応援してます!!! (2015年12月28日 13時) (レス) id: 2e028300d7 (このIDを非表示/違反報告)
四里緋。(プロフ) - エンドさん» そうだったんですか！そうとは知らず載せてしまいました！！教えてくださりありがとうございます、消しておきますね！！ (2015年11月25日 7時) (レス) id: cdc15d1d82 (このIDを非表示/違反報告)
エンド - Twitterのアカウントの載せるのは違反ですよ (2015年11月25日 0時) (レス) id: db4e39ba66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竹ノ狐。 | 作成日時：2015年11月17日 21時
