異常愛26 ページ29
「ねぇ、まだ思い出せないの？」
悠くんは少し目を細め私を見た。
伺いながら何か企んでいそうな、こちらを試しているような、その目はギラギラと光っているようだ。
『ごめん……やっぱり思い出せない…』
私は謝ることしか思い付かなかった。
「そんなに思い出せないんだ。
もうそれ記憶喪失のレベルじゃん」
た、確かに…
「あ。じゃあ約束を思い出すまで俺と暮らすのはどうかな？」
『へ？』
「うん、それがいいね。どうせ俺達これから一緒になるんだし」
え、え？
『ちょ、ちょっと待ってよ悠くん！！！！』
私は訳が分からず悠くんの名前を大声で呼んだ。
「ん？」
悠くんはきょとんと首をかしげる。
『あ、あの、一緒に暮らすってな、何…!』
「え？Aと俺の二人で一緒に住むってことだけど？」
ツンといい放つ悠くんに目眩がしそうになる。
何を平然とおかしなことを言ってるのか。
『む、無理だよ！！』
「……は？…何が」
無理。という言葉を発した瞬間悠くんが眉をひそめた。
怖い…………
だけどそんなこと言ってる場合じゃない。
すっかり忘れていたが今は授業中なのだ。
駿と雫心配してるかな…
一刻も早くこの話を終わらせてクラスに戻らなきゃ………
『最初に言ったでしょ！私、悠くんと別れるって！だから一緒に暮らすのは無理だから！！』
だいたい恋人でもこの歳で一緒に住むとかあり得ないし。
悠くんを見ると下を見て固まってる。
『あ、えと、だからもうこの話は終わり！！』
返事が無いので私は部屋を出ることにした。
『悠くん、授業始まってるし私もう行くね』
そう言って教室から出ようとした時_________
『っっんぅ！？』
悠くんに思いっきり後ろを向かされキスをされていた。
『んぁっ』
口の中に液体を流し込まれた。
「それ飲んで」
『やｯｯｯ』
「いいから飲め」
そう言われ口を押さえられる。
『！？……や…っ…！！』
息が…………!!!!!!
私は暴れて抵抗したが苦しくて液体を飲み込んでしまった。
朦朧としているなかで、最後に目に写ったのは優しく微笑む悠くんだった。
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あるぴな - あなた様の作品ドストライクです！表現の仕方とか、話の流れとかとっても素敵です！続き楽しみにしてますー！(強欲) (2021年7月20日 0時) (
レス) id: 6727ea1206 (このIDを非表示/違反報告)
雛 - 90aaf8f613死ねさん» いくらその人が暴言吐いてたとしても貴女もだいぶ酷い事言ってますよね (2018年7月19日 19時) (レス) id: 6670beebf5 (このIDを非表示/違反報告)
白雪あいるん(プロフ) - 米子さん» 価値観は人それぞれでしょうがイチャイチャを見せびらかす人は苦手ですね… (2018年6月25日 18時) (レス) id: d6bcb91be2 (このIDを非表示/違反報告)
米子(プロフ) - 二次のイチャイチャは見られるけど、三次は醜いです (2018年6月25日 18時) (レス) id: fa2781bdc8 (このIDを非表示/違反報告)
白雪あいるん(プロフ) - 米子さん» 分かります笑私もリアルでヤンデレというとんん…ってなるかもです笑 (2018年6月25日 18時) (レス) id: d6bcb91be2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白雪あいるん x他1人 | 作成日時：2018年1月28日 23時
