不規則な日常を____【iris】

22*　行かないで、　【赤】　ﾘｸ* ページ26

いつものようにパソコンに向かって。

資料を打ち込み。

ちら、、と目線を向ければ癒しにしかならないAの姿が。

あぁ〜、かわい、

よく目線を送っては 目が合って一人で慌てるものだ。

俺より一つ上で、俺と同年に入ってきた、言わば同僚。


そして今日の昼、この会社と企業が同じの別会社にAが移動するという話を聞いて。










居ても立っても居られず、今に至る。


「あ、りうらくん、？」

『ぉあ、来た来た〜、ごめんね急に、』


そう言い手を合わせれば頭を振って大丈夫、と答えるA。


『移動、なんだってね、』

「ん、そうそう！企業の方からオファー貰っちゃって〜」


嬉しそうに言うAに 内心少し む、、としてみたり。


『そのぉ、、さ、えと、俺、入社したときからずっと、Aのことがす、好きで、、！』

「へ、。ぇ!? ぁ、えと、、」

『、、移動前に伝えておきたいなって、、ぉれとっ、付き合ってくれませんか、！』


俯きがちに。震える右手を差し出して。

沈黙に包まれた屋上。2人の傍を吹くやわらかい風に、少しドキドキしつつ。


そ、と取られた自身の右手。

顔を上げれば、俺に負けないくらい真っ赤になってるA。


「、、ぉ、お願いしますっ、」


そう言いにぱ、と笑ってみせたA。

思わずばふっ、と抱きついて、


『、、一生大事にする、』


そう呟く。

俺の背にそ、、と回された手に、再びドキドキして。




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