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10* 近い。【赤】 リク* ページ11

今日はないくんが俺の家に遊びに来てる。

まあ、Aも居るから、実質二人の家なんだけど。

いつものように洒落た服を着、ピアスを耳に揺らす彼。

見るたび男前だなぁ、、なんて思ってしまう。

だから心配なんだ。


「ないこくん、お水おかわりいります?」

「いいの?ありがと〜!」

「あ、お菓子用意してきますね。」

「わざわざいいのに、、あ!ありがとぉ〜!」


ずっとさっきからこんな調子。

俺にもないくんと同じ様にお菓子くれたりするし、別に差別してるわけじゃないんだけど、

、、俺とおんなじ扱い受けてると、ちょっと焼くっていうか、、

って、あぁ、何考えてるんだ俺、、、


なんて一人で悶々と考えていると、肩を叩かれた


「りうらどうしたの、そんな難しそうな顔して、、。」


と首を傾げ、ピアスを揺らすないくん。


「なぁんでもない、」



と、むす、、とした顔でキッチンに居るAを見る。

お皿を洗うために下を向いているため俺の視線には気づかない。


その後だって。

肩がくっつくほどに近づいてないくんのスマホを一緒に見てるA。

少し崩れた髪を直してあげるないくん。

付けてるネックレスを褒めるないくんと照れてるA。


今日の朝髪セットしてあげたのだって俺だし、
そのネックレスだって去年のAの誕生日のときに買った物。


俺なんだもん、、。


悶々と考えてることに飽きた俺は

気付いたらないくんの横にいたAの肩を抱いていた


『ないくん、近い!』

「あ、うぇ、え、ごめんじゃん。」


ぽかん、とした顔で謝る彼

腕の中に居るAは耳まで真っ赤にしてた、人前だから恥ずかしいのかな


「あ、あ、わかった。俺帰る。二人可愛すぎる。俺帰る。」


真顔。尚且早口で言いドアを開けすごい勢いで出ていくないくん


「あの、りうく、んっ、」

『んっ、、』


腕の中で名前を呼ばれたけど、最後までは言わせない。

両手で顔をこちらに向けさせキスを落とす。


『俺とないくん、どっちですか。』

「、りうくんです、」


顔を真赤にしてうつむきがちに言う君。


『へへ、じゃあ良いや〜』


そう言いぎゅーっと抱きつけば、そろり、、と背中に手を回してくれるA。

あ゛ー、可愛い。




〜帰路のないくん、、。〜

「ないくん近い!、ねぇ、、りうらもかっこよくなっちゃって、」

と静かに微笑むお兄ちゃんポジのないくんなのでした。








〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰〰

想像と違ったら申し訳ない、、!

11* 君に似合う物。【青】 リク*→←9* 〃



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ゆい - *祐霧*さん» 返信遅くなって申し訳ありません、、、全然遅れて大丈夫です!!ありがとうございます!!! (2022年11月16日 20時) (レス) id: 0c1f53aba3 (このIDを非表示/違反報告)
奈緒 - *祐霧*さん» ありがと〜 (2022年11月14日 19時) (レス) id: 57f06ddef8 (このIDを非表示/違反報告)
*祐霧*(プロフ) - ゆいさん» 了解です!少々更新遅れるかもしれませんがご了承ください、、! (2022年11月14日 19時) (レス) id: 2e501a64fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 初コメ、リクエスト失礼します!夢主が女の子の日になって桃くんが看病する、みたいなお話がみたいです!!! (2022年11月14日 19時) (レス) id: 0c1f53aba3 (このIDを非表示/違反報告)
*祐霧*(プロフ) - るり(もしよかったら小説見てください)さん» 大丈夫です!めっちゃ理解しました!←  書かせていただきますね! (2022年11月14日 0時) (レス) id: 2e501a64fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:*祐霧(ゆむ)* | 作者ホームページ:なし。  
作成日時:2022年7月28日 21時

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