15* 金には代えれない、 【青】 リク* 微※..? ページ18
〘大事なものを返してほしくば金をよこせ。〙
スマホに表示されるメールの文字。
続けてくる通知音。
〘今日の夕方までに駅近くの橋下まで持ってくるように。〙
〘約束を果たせなかった場合。こいつの命はない。〙
そう言い数十秒して送られてきたのは
明らかに怯えた顔をしたAの姿。
ひゅ、と息を呑んだ。
Aが危ない。
家を飛び出し言われた場所に全速力で走った、
俺が、俺が目を離したから。
そう自責の念を抱え息を切らして走る。
無事で居て。
泣きそうな瞳を振り切って。
。
着いた場所には誰も居なくて。
俺釣られたのかな、なんて考えてみたり、。
この間にもAが怖い目にあってるんじゃないかって焦って。
早くAに触れたい。
そんな事を考えていると不意に後ろから聞こえる俺を呼び止める声。
ばっと振り返ると口を塞がれてるAと、見知らぬ男の姿。
「金は用意したかよ。」
『したわ。はよ離せや。』
そう言っても頑なに 金を渡してからだ、と聞かない男に腹が立って仕方なかった。
ずんずん、と近づき右頬ストレート。
男がよろけたところでAを剥奪し、
見せつけの甘いキスを落として。
「んッ…..ふ.....ぅあ...ッ...」
キスしつつ男の顔を盗み見ればかなり唖然としている樣子で。
ふは。馬鹿やん。
顔を離し微笑みかければ、先程までの恐怖が消えたように ばふっと抱きついてきたA。
『来たから、な?って、泣くなや、も〜w』
そう言い再びぎゅぅとしてみたり。
そしたら横にいる男がそれを遮って「金はどこだよ!」なんて騒ぐもんだから。
札束が入った封筒を投げつけ腹を一殴りし、
『額はそれでええやろ。警察には言わんでやるからそれで我慢しろ。』
行こか、と手を引く二人に、男は何も言わずに舌打ちだけを残し去った。
「警察行かないの、、?ぁと、お金、、どんだけ渡したの、、?」
『警察行ったら面倒くさいんよな〜、金は気にせんで。』
言うて数十万。Aに代えれば
大したことなんて無いんよ。
Aは金に代えれない。何にも代えれない唯一無二の存在なんよ。
だから心配せんでええよ。
次からはしっかり。俺が守るから。
この手を離さないで。
そんな思いで、Aの手を握り直す。
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16* ラストだもん。 【水】 リク*→←14* 偉いやん。 【黄】
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ゆい - *祐霧*さん» 返信遅くなって申し訳ありません、、、全然遅れて大丈夫です!!ありがとうございます!!! (2022年11月16日 20時) (レス) id: 0c1f53aba3 (このIDを非表示/違反報告)
奈緒 - *祐霧*さん» ありがと〜 (2022年11月14日 19時) (レス) id: 57f06ddef8 (このIDを非表示/違反報告)
*祐霧*(プロフ) - ゆいさん» 了解です!少々更新遅れるかもしれませんがご了承ください、、! (2022年11月14日 19時) (レス) id: 2e501a64fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆい - 初コメ、リクエスト失礼します!夢主が女の子の日になって桃くんが看病する、みたいなお話がみたいです!!! (2022年11月14日 19時) (レス) id: 0c1f53aba3 (このIDを非表示/違反報告)
*祐霧*(プロフ) - るり(もしよかったら小説見てください)さん» 大丈夫です!めっちゃ理解しました!← 書かせていただきますね! (2022年11月14日 0時) (レス) id: 2e501a64fc (このIDを非表示/違反報告)
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