【HQ】青葉城西高校バレー部の姫様は男前でした。 (ページ3)

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男前のマネージャー01 ページ3

そう、あれは暑い暑い夏が始まった時期。

突然サッカー部のマネージャーをして頑張っていた友人の1人がマネージャーを辞めたのが、マネージャー狩りの始まりだった。

「時音、元気無いじゃん…どうしたの？」

そう、私の大切な友人の1人であり、一緒にお弁当を食べていた時音雪矢(ときねゆきちか)は暗い顔をしてお昼ご飯であるお弁当をもすもすと食べていた。

何時もの時音は明るく元気でお喋りと言う、良いところを持ってる素直でとても優しい
なのに、今日の彼女は浮かない顔でゆっくりと食べては溜息を吐くの連続をしてた

その事を言えば、時音は突然泣き始めてしまったのだ。

私も周りの人もびっくりして、時音を見たり、何があったのかを心配したりしておろおろしていたら、彼女が一言ぽつりと呟いた

「じ、実は…サッ、サッカー部の、マネージャー…辞めたからなの」

その言葉を聞いて、皆は納得と共に唖然としていた。

ここ、青葉城西の他にも高校は色々とあるが、何処の部活も一年生の時は部活に入る事、が1番の条件になっていると聞いた事がある。

だから、一年生の間は絶対に部活に入って居ないといけないのに…＂部活を辞めた＂と言われれば皆も黙って聞いては居ない。

「雪矢、それってどう言う事？アンタが部活を辞めたって…」

皆も動揺をしている中、クラス委員長にして時音の幼馴染である都築美郷(つづきみさと)も動揺を隠せずに、時音に問いかけていた。

彼女もまた、サッカー部のマネージャーをしていて、有能な一年マネージャーが来たとサッカー部で時音とコンビで言われていたのだから、余計に戸惑っている様にも見えた

その時、彼女の口から、恐ろしい一言が出てきたのだ。

【2年、3年生の女の、しかも化粧とかをしてる先輩達からマネージャーを辞めろ】と脅された事を