言葉なんていらない ページ2
「ファンのみんな!及川さんのこと、見ていてくれてありがとうね☆」
「五月蝿え!クソ川!さっさとサーブ練しろや!!」
今日もダーリンは及川 徹というクソ野郎をシバいて居る。
理由は簡単、ファンへのサービスしてるから動くのが遅い時が多々あるから。
その間に私は助っ人としての出来る限りの仕事を出来るだけやり、ダーリンの負担を減らす様にして居る。
「花巻、松川、お疲れ様。良い感じにペースが上がってきてると思うけど」
「おっ、サンキューな。やっぱり千乃音は仕事出来る奴だもんな」
「まぁ、あの岩泉に助っ人としてバレー部に来て貰ってるんだから、実力があるのは当たり前だろ」
私は
岩泉 一の恋人であり、青葉城西高校3年生という至って普通の真面目なクラス委員…と言うのが一番分かりやすい印象だと思う。
最も愛してやまない一のことをダーリンと呼んでる事で有名で、多分、かなり異質な感じがするのは否定しない。
だって、異質に感じる理由が複数あるから仕方がないのだ。
「ダーリンへの愛がなきゃやっていけないからね」
「お熱いですなぁ…あ、でも千乃音って岩泉にダーリン呼びしてる割には好きとか言わねーよな」
「あ、俺もそれは気になってた。良ければ教えてくれね?興味あるし!」
…松川と花巻がニヤニヤしてる辺り、茶化そうと思ってるんだろうな、うん、知ってるよと言いたくなるけどそこは敢えてスルーしようと思っていたのだけど…
ちゃっかり、休憩時間にして来たのか興味がある国見ちゃんや金田一ちゃん、矢巾ちゃん、渡ちゃんとか、一軍メンバーが寄ってきてドリンク、タオル持参で話を聞くつもりで来てしまった。
「…仕方がない!良いよ、私とダーリンがなんで好きとか普通に言わないのか!!教えてあげるよ!!」
短いけど、愛の詰まった話をするとしよう。
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作者名:湯のノン | 作成日時:2018年5月13日 21時