番外編:ハッピー?バレンタイン!! ページ7
今日は乙女達の祭典、バレンタイン!!
その日は血の匂いがほんのりと微かにするポートマフィア内で血の匂いよりもチョコレートの匂いが強く立ち込めていた。
勿論、男子禁制の乙女達の花園
そんな所に、忍び込もうとする馬鹿野郎共がいたのだ。
「中原さん、俺はチョコレートが欲しいんですよ…だから、だから…!!」
「でもな立原…相手はポートマフィアの女衆だぞ…!どう忍び込もうが」
「「紅葉の姐さんに切り刻まれる!!」」
そんな馬鹿なことを考えている中原と立原はその時にドアの目の前に立ち、ドアを引き開けた人物に気がついていなかった。
そのままバンッ!と扉を開けた途端にその扉を開けた主の顔面にパイが、生クリームとカスタードクリームが大量に含まれている、或いは塗りたくられているパイが扉を開けた主の顔面に投げつけられたのである。
その光景に少し恐ろしさが感じる中原と立原はさらなる恐怖を味わう事となるのだ。
ここで扉を開けたのは太宰なのだが、こいつの顔面に投げられたパイは綺麗な色の生クリームやカスタードクリームではない色をしている様に見える。
それに2人が気がついた時には、太宰の悲鳴が響き渡ったのだ。
「かっら!!辛いよ!でも、黄泉の国に行けそうなきがす…むぐっ!?」
そう、生クリームやカスタードクリームにはわさびやブートジョロキア、辛子などの辛い物が混ぜられており、目に入れば痛いものばかりである。
取って置きのをお見舞いされたのかと中原と立原はビビっていて見えていなかったのだが…
「ん、は、はっぴーバレンタイン」
「…!ふふ、君からチョコレートを貰えたから、今年は儲け物だね」
チョコレートを太宰の口に放り込んで目を逸らしつつ決まり文句を伝えれば、太宰に指先をキスされて恥ずかしそうに微笑む2人が居たのだ。
結局、ポートマフィアの大部分の野郎共にチョコレートが行き渡ったのは言うまでもない。
織田作と太宰と私と恋心と一目惚れと→←別に、それぐらいなら?
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湯のノン(プロフ) - 冬椿 秋楓さん» ありがとうございます!太宰さんは大体中原姉弟に吹っ飛ばされるのが一番かなと思いまして(笑) (2017年2月18日 20時) (レス) id: 86b95c7393 (このIDを非表示/違反報告)
冬椿 秋楓 - 太宰さん・・・。クククッ!太宰さんが・・・。 話、ドンドン楽しみになってます。更新、待ってます! (2017年2月18日 15時) (レス) id: 6b8623b5be (このIDを非表示/違反報告)
湯のノン(プロフ) - 冬椿 秋楓さん» ありがとうございます!頑張ります! (2017年2月9日 17時) (レス) id: 86b95c7393 (このIDを非表示/違反報告)
冬椿 秋楓 - 話、面白いです!更新、頑張ってください! (2017年2月9日 17時) (レス) id: 6b8623b5be (このIDを非表示/違反報告)
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