迷惑噴霧器と最悪な出会い方【文スト】

その後、森さんにちょっと注意されました。 ページ4

「もー、Aちゃん太宰くんが幾らしつこいからって毎度ぶっ飛ばしたらダメでしょ？私も流石に壁の修繕費がかさみ過ぎてて捻り出すのが大変なのだよ？」

エリスちゃんに頼まれた手作りクッキーを持って来て、お茶を淹れている間にポートマフィアの首領である森さんにちょっと注意を受けました。

ここだけの話、森さんは先代の遺言によりポートマフィアの首領となったお方で、合理的主義者なのです。

そしてロリコン

「ぅ…でも、何度断っても再度また心中やらお付き合いをしてくれと言うアプローチは正直迷惑なのですよ！？それに、女遊びが酷いと聞きますし…」

頬を膨らませながらも講義をすれば、苦笑いを浮かべて「悪かったね」と返す森さんは少々、その事を甘く見ている様な気がするけど気にしたら負けなのだろう。

そんな談笑をしつつもお茶を淹れていると、扉が開いた

噂をすればの法則の様なものだ。

「やぁ、森さんとエリス嬢どうも…おや…っ！Aさんもいるのかい！？」

「何故貴方がここに来たんですか、太宰さん」

冷たい視線を送れば「そんな所も美しい…！」と馬鹿みたいな事を返してくるからスルーをすれば、また太宰さんは私の手を取ってくる。

「私と入水して心中をしてくれませんか？」

太宰さん何て知らない！！→←はい、太宰さんなんて嫌いですから！

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