及川さんは振り向かせたい！！【ハイキュー】 (ページ3)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:352 hit

及川さんは振り向かせたい！！ページ3

俺は今、一年生の教室に居る。

勿論、毎日欠かさずに来てるしお昼休みや帰りは絶対に彼女の居るクラスに来ているから、黄色い声援に手を振りながらも、友達と話している彼女を呼ぶ。

「羽島さんいるかな？」

イケメンスマイルと言われるこの笑顔で何人落ちたかは知らないけど、今は他の女の子には興味ないんだ

それほどに入学式から1ヶ月経った今でも彼女にぞっこんしていると自分でも思っている。

彼女のクラスの女子も黄色い声援を飛ばして、近付いて来るけど、興味ないから「羽島さん呼んでもらっても良いかな？」と微笑めばイチコロで

「羽島さーん、及川先輩が呼んでるよー！」

「分かりました、今行きます。」

彼女の友達であろうダークブラウンの髪の中に一房違う色…多分、マロンとかそういう色の違う茶髪が入った女子に一言謝って、来てくれた様だ。

少し嬉しさが混じってニコッと笑えば、普段の女の子ならイチコロ…の筈なのに、彼女はやっぱり靡かない

「何のご用件でしょうか、及川さん」

「お昼、一緒に食べたいなぁって思ってね☆」

「お断り致します。」

即答

断られるのはやっぱり辛い様な、冷たい部分も良いとも思うけれどもここで引かないのが及川さん☆

「じゃあ、期間限定の購買幻のパン『いちごたっぷりミルフィーユパン』あるんだけど、来ない？」

「…………い、きます…」

彼女の好きな物はリサーチ済みなんだよね、クラスの女の子が教えてくれたんだ

『羽島さんはいちごと紅茶が好き』って事をね

だから、ちょっと頑張ってみたんだよね

着いてくる彼女の中での株が少し上がってからだだ下がりしたのは気がついてなかったけど