織田作の嫁さん、ジイドから旦那を守ろうと必死です(副題:織田作の日記)【文スト】

奥さんは大変だ2 ページ4

まぁ、そのまま静かに朝ごはんを食べ、嫁はそのまま探偵社に勤めに行ったのだが、俺はその後、彼女の負担が減る様に洗濯をする。

勿論、自分の衣服衣類だけだが…そこでもジイドは俺を口説いてくる。

『なぁ、サクノスケ…乃公と茶でも飲まないか？』

『後でなら良いが、原稿の〆切までには原案を書いておきたいから、また後だ」

そう、きっぱりと言えばサクノスケのいけず、鈍感！と怒られてしまった。

困ったものだが仕方がない、俺にも仕事があるのだから

そのまま洗濯機に衣類を入れて、洗剤、柔軟剤を測り入れ、釦を押せばグルングルンと音を立てながらも洗濯をしてくれるのだから便利になったものだ

『サクノスケ、今回はどんなモノを書くつもりなんだ？乃公もアイディアを…』

「…？今回は潮彩の涙と言う短編集を書くつもりだが…」

『なら、乃公もアイディアを出すから…』

要は構ってくれ、と言いたい訳らしい。

まぁ、Aに喧嘩を吹っかけなければ良いやつだと思うため、それを了承したのだが…何しろ、今回は少しファンタジーを入れてみようと思っていたのだが…

ジイドにはあまり馴染みが無いのか、かなりホラー作品が書ける様な題材しか出してくれない為、苦笑いしか浮かばなかった。

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