事件の始まる3時間前 ページ15
____________この時、私達は事件が起こる事を予測出来なかった。
メールで伝えられた予定はとある大型のショッピングモールにて、お買い物をしたいと私が申し出て、ショッピングモールで買い物デートをすることになったのだ。
ショッピングモールは少し遠い為、バスで行く事となった。それ故にバス停で待ち合わせをする事にしたのだ
今、思えば多分今日の天気は本来なら雨で、降水率が60%とニュースの天気予報では言っていたのにからりと晴れた良い天気で少し…気味が悪いと直感的に感じた
白いノースリーブのワンピースに藍色の少し緩い半袖のTシャツ、水色の少しヒールのあるサンダルを履いて、バス停で待っていた。
勿論、谷崎くんは何時も通りの服装にホッとしながらも丁度来たバスに乗って、たわいもない会話をする。
「そう言えば…」 「この前…」「ですよね?」 「確かに、面白かった…」
学校の話、事件での話、書類での失敗談などの本当に私達にとっての日常の事を話しながらもバスはどんどん進み、やがてショッピングモールの少し前にあるバス停にて停まった為、お金と整理券を渡して、谷崎くんと降りる。
「わぁ、大きいですね…流石大型のショッピングモールですね」
「本当にそうだよね…あ、Aちゃん、逸れない様にしよう?この人混みだと逸れそうだから」
照れた様な谷崎くんの微笑みにきゅんと来たのは仕方がないのです。
そう言いながらも恥ずかしさと嬉しさを込めた手を彼の手と繋いで、歩き出しました。
____________事件まで後、2時間と30分
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湯のノン(プロフ) - 餅氏さん» ありがとうございます!太宰さんの所はきちんと修正致しましたので、指摘、ありがとうございます! (2016年12月11日 9時) (レス) id: 86b95c7393 (このIDを非表示/違反報告)
餅氏(プロフ) - やっぱり面白いです…(*´-`*)更新頑張って下さい!!…後、ページ12の最後が、『太宰府さん』になってます!! (2016年12月9日 20時) (レス) id: cd5d81dee6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:湯のノン | 作成日時:2016年12月3日 14時