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コツッと何かが音をたてて床にぶつかり、転がっていく。
それは歯だった。
瞬間、エレンの口の中に鉄の味が広がる。
「「は…？」」
エレンとAが声を洩らしたのは、ほぼ同時だった。
そして…
「ぐふっ…！！！」
「！！？」
リヴァイは容赦無くエレンの腹に二発目の蹴りを叩き込む。
そこから休む間もなくエレンの髪を掴み上げると、今度はその顔面に膝蹴りをくらわせた。
これには流石のAも驚きを隠せないようで、
目と口を大きく開けたまま、一言も声を発さずその様子を凝視していた。
耳を塞ぎたくなるような鈍い音が、何度も室内に鳴り響く。
エレンとリヴァイ…そして一部の人間以外は、
皆Aと同じような顔をして、その光景を見つめていた。
「これは持論だが…躾に一番効くのは"痛み"だと思う」
リヴァイがエレンの頭を踏みつけながら口を開いた。
「今お前に必要なのは、言葉による『教育』ではなく『教訓』だ」
しゃがんでるがら丁度蹴りやすいしな…と付け足し、再びエレンを痛めつけ始めるリヴァイ。
その痛々しい光景を動じることなく見つめているのは、
ザックレー総統と、リヴァイが所属する調査兵団の人間達だけであった。
「り…リヴァイ…？」
その時、誰も言葉を発することができないような空気が漂っている中で、
Aが静かに声を上げた。
〜
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な - やっぱりこの作品神だな。うん。 (2021年8月25日 0時) (
レス) id: 3d9458003a (このIDを非表示/違反報告)
モノクロ - めっちゃ面白いですっ！！サシャが好きなんで出番あって嬉しいです！！(^-^)/ (2018年11月15日 20時) (レス) id: 91ef51d80b (このIDを非表示/違反報告)
真龍(プロフ) - 地下の時の話で、イザベルやファーランなどの仲間は出さないんですか？ (2018年7月30日 18時) (レス) id: cad0db13a6 (このIDを非表示/違反報告)
青い鳥(プロフ) - 創世の魔法使いさん» 読者様からの『面白かった！』という一言が、私にとって何よりの原動力になります。読んで頂きありがとうございました！ (2014年12月9日 22時) (レス) id: abf9d06ce8 (このIDを非表示/違反報告)
創世の魔法使い - とても面白い！好き！それに、エレンのお兄さんが凄くイケメン！ (2014年12月9日 21時) (レス) id: fd12ebc0d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青い鳥 | 作成日時：2014年10月31日 20時
