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桃果side


お兄ちゃんが帰って、急に静かになった病室。

夕日に赤く染められたこの部屋にいると、たま

にすごく不安になる。誰かにそばにいてほしく

なる。

でも、いつも私は1人だ。

もっと私が幼かったら、お兄ちゃんに「もうち

ょっといてよ」って言えるのにな...

こわいんだ、私は...

自分がいつ死んでも不思議じゃないことが。

「こわいよ...たすけて、だれか.....お兄ちゃん」

声に出したら、涙が止まらなくなった。

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作者名:ももか | 作成日時:2018年6月12日 11時

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