ぶっ飛ぶ ページ11
「なんでこんなところに！？」
二人が慌てふためいている。大きな虎は戦闘慣れしていそうな二人にも脅威となるのか。
「やべぇ、この木を倒されたら…」
「とりあえずここから遠ざけよう」
エースとサボは二人で作戦を立てているようだ。私もなにか…
「Aはここで待ってろ！」
力になれそうなことを探していたら二人は颯爽と木を降りていってしまった。
そう言えば私この木を降りることすらままならないんじゃ…。
「はぁ、はぁ、こっちだトラ公！」
サボたちが懸命に虎の意識をそらそうとしているがなかなか上手くいかない。
大きな前足に殴られて飛ばされているのを見ているのはもどかしかった。
この木を降りれさえすれば…
焦る気持ちを抑え、でこぼこに足をかける。
っ、怖いけど、なんとか。
って、
｢わぁぁぁ！！？｣
勢い余って滑り落ちて見事に虎の前へ。
やっば
まずいと思った時には虎の前足が目の前に迫っていた。
｢っ、ぶねぇ｣
すんででエースが駆けつけてくれ、ミンチになることは免れる。
「お前、待ってろって言ったろ！」
「ご、ごめん。飛ばされてる二人を見たらいても立ってもいられなくて…」
「助けなんかいらねェからお前は安全なとこにいろよ！」
エースは相当怒っているようだ。
「おい！トラ！相手は俺だ！」
エースが飛びかかっていく。しかし歯が立たないようでものすごい速さで飛ばされてくる。
「エース！」
「ったく、A！エースを連れて逃げるぞ！」
「うん！」
サボがエースを抱え、一気に走り出す。
しかし一撃を与えたため虎は完全にこちらを標的としているようだ。もちろん追ってくる。
やばい、やばい
逸る心臓を抑え必死にサボについて行く。
「しまっ…」
とその瞬間、サボが躓き虎の前に放り出される。
危ないと思った時には走ってサボを突き飛ばしていた。迫り来る虎の前足に吹き飛ばされる感覚を最後に、私の意識は途切れた。
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Keiko03090407(プロフ) - 続き気になる(っ ॑꒳ ॑c)ﾜｸﾜｸ (2022年11月3日 1時) (
レス) @page42 id: 0dc3919b36 (このIDを非表示/違反報告)
ベーコン?(プロフ) - この作品めちゃくちゃ好きです…！！続きめっちゃ気になります！！ (2022年8月18日 13時) (レス) id: 45dc28a220 (このIDを非表示/違反報告)
お猫 - 好きすぎるぅ！ (2022年8月18日 12時) (レス) @page42 id: 34150a8be7 (このIDを非表示/違反報告)
air(プロフ) - あくもんさん» とても嬉しいコメントありがとうございます…！あくもん様の応援に応えられるように頑張りますね…！ψ(。。) (2022年8月13日 18時) (レス) id: 3c653399f3 (このIDを非表示/違反報告)
あくもん(プロフ) - この作品めっちゃ好きです！続きが気になる………！！無理しないでこれからも更新頑張ってください！楽しみに待ってます！！ (2022年8月12日 23時) (レス) @page41 id: cfb31e7c1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：air | 作成日時：2022年7月14日 20時
