グルグル巻き ページ19
それから数日、数週間、一ヶ月と、ルフィはエースの後を追跡し続けている。
サボに相談してから、ルフィとエースの間を取り持つような行動はやめた。
彼らには彼らなりのやり方があるのだと思う。
エースも根は優しいからルフィを見殺しにしたりはしないだろう。
帰ってくる度に増える傷を心配しながらも手当をすると、ルフィは ありがとな！と笑顔を向けてくる。
毎日毎日手当をする中で、懐かれたのか否か
夜ルフィは伸びる腕で私をグルグル巻きにして寝ることが増えた。
その度にエースにどつかれてるけど。
正直…なんか、弟ができたみたいで可愛い。
ほっぺの治りかけの傷をさすりながら、痛くない？と聞くと
「あぁ！Aが治してくれるから痛くねェ！」
と笑顔で答える。
「そっか」
自然と笑顔にさせてくれる、ルフィは素直で眩しいなぁ…と思いながら数秒後には寝ている彼の毛布を掛けて、私も目を瞑った。
*
そんなこんなであっという間に三ヶ月＿＿
ダダン一家の雑用をほぼ完璧にこなせるようになってきた頃。
私は端街に薬品や日用品を買いに来ていたのだが、外のグレイターミナルでルフィを見かける。
(ルフィ…一人でこんなところまで来てたんだ)
急いで追いかけようと森に入ると、刃物を持ったガラの悪い大人に囲まれた。
「君…エースっていうクソガキを見かけなかったかい？」
「…なんのことですか」
「いやぁそれがね、そのエースってやつに俺たちの大事な大事な金を盗まれちまったんだよ」
「あぁ…あれがねェと困るんだ」
エース…お金…そうか、あの木に二人はなにか隠し事をしていたようだが盗んだ金をそこに隠しているのかもしれない、と瞬時に考える。
盗むのは良くないことだが、この大人達は刃物を持っているし…とりあえずここは 何も知らないで乗り切ろう…そう思った時、森の中からルフィの声が聞こえる。
ルフィのことも心配だけどとりあえずここから離れようと思ったが時すでに遅し、私の両腕は大人たちにガッチリ捕まえられていた。
「おい、このガキも連れて行け」
…どうしよう。
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Keiko03090407(プロフ) - 続き気になる(っ ॑꒳ ॑c)ﾜｸﾜｸ (2022年11月3日 1時) (
レス) @page42 id: 0dc3919b36 (このIDを非表示/違反報告)
ベーコン?(プロフ) - この作品めちゃくちゃ好きです…！！続きめっちゃ気になります！！ (2022年8月18日 13時) (レス) id: 45dc28a220 (このIDを非表示/違反報告)
お猫 - 好きすぎるぅ！ (2022年8月18日 12時) (レス) @page42 id: 34150a8be7 (このIDを非表示/違反報告)
air(プロフ) - あくもんさん» とても嬉しいコメントありがとうございます…！あくもん様の応援に応えられるように頑張りますね…！ψ(。。) (2022年8月13日 18時) (レス) id: 3c653399f3 (このIDを非表示/違反報告)
あくもん(プロフ) - この作品めっちゃ好きです！続きが気になる………！！無理しないでこれからも更新頑張ってください！楽しみに待ってます！！ (2022年8月12日 23時) (レス) @page41 id: cfb31e7c1d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：air | 作成日時：2022年7月14日 20時
