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寒さを忘れて*Sans ページ11

「寒い」

少し涼しくなってきた昼下がり、寒さを理由にサンズの骨でできた何故かもちもちな身体に抱きついている。

「サンズ、なんか温かく感じる」

「オイラはスケルトンだぜ?そんな訳ないだろ」

「いやでもなんか…あったかい」

「そうかい」

なんて会話しながら、サンズはテレビを見ながらも私のことを抱きしめてくれる。スケルトンのくせに、やっぱり温かい。

「ソウルがあったかいのかなぁー」

なんて思ったことをぽんと口に出す。
それは案外的確だったようだ。

「あぁ、確かにソウルならオイラも温かさを感じたりはできるな?」

「へぇー」

なんてぎゅーっと抱きついてると

「…でももっと温かくなる方法オイラは知ってるぜ」

おもむろにサンズが私のことをグイッと引っ張り、ソファの上で向かい合うかたちになる。

「ちょ、っと…サンズこれ恥ずかしいんだけど」

「あぁ、これからもっと恥ずかしいことするけどな?」

状況が飲み込めない私の頭をグイッと近づけたかと思うと彼はキスをしてきた。
ソフトキスを何回か繰り返したあと、彼はソウルで作った舌をべぇ…っと出しながらニヤついた。

まさか、と思った時には遅く、私はされるがままに深いキスを落とされる。
彼の温かい舌が私の中に侵入してくる度、ぴちゃ、と生々しい水音がして次第に息も上がってくる。

苦しくなってきてサンズの胸を弱々しく押して抵抗するが、逃がさないとでも言うように後頭部にある手の力は弱まらない。
そのままサンズに求められるがまま長い長いキスをし終えると、私はくたくたになっていた。

赤く、涙ぐんだ自分の顔や行動が恥ずかしくて下を向くが、彼の上に跨っているような形なので顔を覗き込まれる。

「A、どうだ?温かくなったか?」

「知ら…ない」

「なら2回目行くか?」

「…っバカ」

ニヤニヤとからかうようにまた口付けを落としてきた彼に、心も体も暑くさせられる私だった。

駆け引き*swap Papyrus(Honey)"AU"→←境界線*Sans[切なめ?]



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おなんこなす(プロフ) - はじめまして!めちゃくちゃキュンキュンさせて頂きました...。もっと見たい。なんて欲が...汗  もしよろしければまたお話を書いてください!!! (2021年1月7日 1時) (レス) id: 06cab6da49 (このIDを非表示/違反報告)
サクシャ - 初コメ失礼します!とても面白い作品でした!途中、私の理性が切れそうになったくらい、甘々で楽しめました!(ハァト) (2020年11月1日 18時) (レス) id: e642cc44be (このIDを非表示/違反報告)
茄子猫 - なにこれ、神?(週5くらいでみてる) (2020年2月9日 0時) (レス) id: 9df501902d (このIDを非表示/違反報告)
air(プロフ) - カマ猫さん» わぁぁありがとうございますヽ(*´∀`)ノまだまだ練習中で更新もちまちましてて至らないところもありますがこれからも応援お願いします!! (2019年10月28日 22時) (レス) id: ac88539fe7 (このIDを非表示/違反報告)
カマ猫(プロフ) - 初コメ失礼します。砂糖と練乳を口の中に詰めてるような甘さにとっても癒されています!文才があって羨ましい限りです…分けてくださいませんか?((更新頑張ってくださいね、応援しております。 (2019年10月27日 18時) (レス) id: 653c616fde (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:air | 作成日時:2019年10月4日 17時

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