オリジン*４ ページ6
あぁ神様。
どうしてそこまで出久を虐めるの。
バクハツ野郎には無個性無個性だと散々罵られ
今度は汚いヴィランに苦しめられ身体を乗っ取られ挙句の果てに薄っぺらいヒーロー扱い？
このまま私も意識を手放す？
そんなこと、…私のことなんてどうだっていい。どうだっていいけど、
出久が
人一倍努力してる彼が、
このまま変にされてしまうのは。
嫌だ。
瞬時
私の周りから暴風が巻き起こった。
この個性は、私のクラスメートのものだ。
「……っ、ラッキー。」
流動的なヴィランに対して比較的有利な個性だ。
私の能力はランダムで発動する。
私だけ路地の上に放り出された。
出久を助けなきゃ。
「あ゛……っ、A゛ちゃ゛、」
「なん……っだこのクソガキィィ！！！」
緑の液体は触手のようなものをこちらに振りかざす。
それを暴風を使いながら避けて出久の元へ向かう、つもりだったのだが。
「がっ……はっ！！」
やはり現実はそう上手くいかないようで。
その触手のようなもので私は地面に叩きのめされた。
うん。私ヒーロー向いてないわ。
ごめん。ごめん出久。
私、やっぱり何も出来ない役立たずだ。
背中を打ち付けた痛みで朦朧とする意識の中、マンホールの蓋が弾け飛んで
「私が、来た！！」
という言葉を聞いたのは夢なのか現実なのか妄想なのか。
私の意識はそこで途切れた。
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雷雅 - 更新頑張ってください！ (2018年2月25日 15時) (
レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
air(プロフ) - ヒナタさん» ｳﾞｧﾘｶﾞｧﾄﾞｩｳｳｳｱああああ (2017年5月30日 19時) (レス) id: 755bd6f0f6 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナタ(プロフ) - テンポよく話を進めたいなら少なめ、時間的な間が欲しいならたっぷり空白を取るとメリハリが着くかなって！面白かった！ (2017年5月30日 19時) (レス) id: 57dc22cd62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：air | 作成日時：2017年5月22日 21時
