ヒーローの条件*5 ページ14
「出久、は──「デク！！A！！！！」
「…かっちゃん？」
先ほどの傷を抱え息を切らしながらバクハツがこちらに走ってきていた。
話を遮られたことに多少の不満を持った私と、
なんだかよくわからない顔で見つめている出久に奴は一通り息を整え放つ。
「……っ、俺は
テメェらに助けを求めてなんていねぇぞ…
助けられてもねぇ！！！
なぁ！！？デク！！！
1人で、やれたんだ……
無個性の出来損ないが見下すんじゃねぇぞ！！！
恩売ろうってか！？
…見下すなよ俺を…！！！！！」
「クソナードが！！！」
タフネス…
言いたいことだけ言って背を向けたあいつに、流石の出久も呆れたようで。
微笑みながら
「帰ろっか」
なんて話してる。
…でも確かに、
私が誰かの役に立ったわけでも変わったわけでもない。あれは出久がまた昔みたいな、
ヒーローみたいな背中でバクハツを助けようとするから。
オールマイトが偶然いたからこその出来事だ。
だから多分あれは出久に発した言葉じゃなくて、
私への言葉なんだろう。
本当、変わってないな、私。
出久と2人、バクハツが歩いていった方向と逆の方に体を向けた。
その時。
「私が来た！！！！！！」
オールマイト！？
「なんでここに！？
さっきまで取材陣に囲まれて、」
「HAHAHA！！
抜けるなんてワケないさ！！！
なぜなら私は
オールマイ、ｺﾞﾎｫｧｧｯｯ！！！！」
オールマイトが。
萎んだ。
「えっ…
ええええええええーーー！！！？？？」
✱
「あぁ。
少女には話してなかったな。」
「、Aちゃん。実はカクカクシカジカで…！」
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雷雅 - 更新頑張ってください！ (2018年2月25日 15時) (
レス) id: e8ca574508 (このIDを非表示/違反報告)
air(プロフ) - ヒナタさん» ｳﾞｧﾘｶﾞｧﾄﾞｩｳｳｳｱああああ (2017年5月30日 19時) (レス) id: 755bd6f0f6 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナタ(プロフ) - テンポよく話を進めたいなら少なめ、時間的な間が欲しいならたっぷり空白を取るとメリハリが着くかなって！面白かった！ (2017年5月30日 19時) (レス) id: 57dc22cd62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：air | 作成日時：2017年5月22日 21時
