カメラロールに君を。 【ころん】

きっと。 ページ16

your side




“A。


当たり前じゃん、覚えてるに決まってる


双葉が好きだったでしょ？




……それよりこのアカウント、Aのだったんだ

じゃあ結構前から僕に気づいてたの？(笑)




確かに夢みたいな時間だったけど、僕もちゃんと覚えてるから

ずっと思い出が鮮明に残ってるから

話したいし、会いたい



一応僕の個人アカウント教えるし、そっちに来て欲しいです

@ ________


光優”



_____________



彼から帰ってきたDM、彼の個人アカウントを見れば見るほど、

じわじわと実感が湧いてくる。



『覚えてくれてたって事……かな』




少しずつ、いや、大きく事が動いてきている。

個人アカウントは鍵がかかっていた。

一応自分も違うアカウントを作って、フォロー申請を……した。






ああ。




今、目が覚めたらどうしよう？


全部夢だったら。ベッドの上だったら。







でも……きっとそんなことは無い。


まだ心から喜べるほど実感は湧いていないけど、それでも







こんなに幸せな気分はあの日以来、初めて



……こんなに色がついた世界を見るのは、君といたあの日から、1度もなかった。









だから今は。

















自分の気持ち(恋)に素直になってもいいですか___？









___きっと今だけ、今しかない。









君に会いたい。

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