検索窓
今日:2 hit、昨日:12 hit、合計:80,896 hit

17話 ページ20

「何故人間が!?」

「人に話を聞いたんだ、現世と陰世に住む
 鬼、君は町の人を使って旅人をこうして
 おびき入れてたんだよね?」

「ハッ裏切りおったかあの人間共」


「だから、適当に気絶してきたんだよ」



え?それ凄くないですか?
自分で気絶とか……普通無理なんですけど…?


『あ…の、霞柱……様…』

「………………」

私の頸を指先で謎り、私を民家の物陰に座らせた

「ここで待ってて」

そう一瞥すると鬼の方へ
その背中を見て、私は涙が溢れそうになった
いつでも私を助けてくれて、……


あー本当に、カッコいいなぁ






「ふん、小僧1人増えたところで何になる
 お前諸共八つ裂きにしてくれるわ!!」

形相の変わった鬼は、持っていたけん玉
を武器にするのか襲いかかる

身長差もあり、霞柱様が間合いに入った所で決着が着いたと

思った





鬼は霞柱様の攻撃を全てけん玉の糸で受け止める


「最後に教えてあげようか?
 この糸はとても良い柔らかくてどんな攻撃
 も受け止められる


 そして………この玉はどんな物よりも硬いの
 さ!!」

そうして、器用にけん玉を扱う鬼

霞柱様はそれを受け止めるものの、攻撃に出れそうに無い

「さっきから、べらべらと五月蝿いよ」

「ならお前のその首へし折ってくれる」


そうしてけん玉が霞柱様の首に巻き付いてしまった

「……………」

糸を切ろうと試みるもやはり柔らかいのか切れないのだろう

このままじゃ………

けれど、霞柱様はけん玉とは反対向きに高速回転をしてくぐり抜けた


「鬼殺隊………噂には聞いていたけれど
 中々やりおるのぉ……
 しかし、まだまだ甘いわ」



鬼は霞柱様の刀にけん玉をを括り付けると反動を使って地面に刺した


と思ったら私の方に目掛けてもう1つ持っていたのかけん玉を投げて来た

とても速く、私には避けられない
そう感じて目を瞑ったとき

私の目の前で骨の砕ける音がし、思わず目を開くと霞柱様が横へと民家へ叩きつけられていました


『……え、何で』

あの時確かに霞柱様は刀を地面に深く突き刺されていた

あの一瞬で地面から抜いてきたの?


…………違うっ!!!

だって……あそこに刺さっているのは霞柱様の刀で間違いない

この状況で刀を捨てるなんて勝ち目の無いようなもの
それを覚悟して………あの人はっ!!!


私は瓦礫の下の霞柱様を引きずり出しましたが、出血もして、意識の無い状態だったのです

18話→←16話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (74 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
118人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

花みたいに(プロフ) - 名無しになりたいさん» 本当です!直しておきました!本当にありがとうございます! (2019年12月1日 23時) (レス) id: 248b61614a (このIDを非表示/違反報告)
名無しになりたい - 1話の【超屋敷】は【蝶屋敷】の誤りでは…?素敵な小説でした。 (2019年12月1日 17時) (レス) id: af163a7b99 (このIDを非表示/違反報告)
花みたいに(プロフ) - ありがとうございます! (2019年11月25日 6時) (レス) id: 248b61614a (このIDを非表示/違反報告)
真冬 - すっごく素敵な作品でした。 (2019年11月24日 19時) (レス) id: eb4bf42b53 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:花みたいに | 作成日時:2019年10月29日 5時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。