桜が3輪 ページ4
客は幕府に仕える
真選組
黒い隊服
奥にいる3人はスカーフを着けている所を見る限り、ここのお偉いお方だろう
私を入れた新造が3人
花魁が1人
この四人でお酌をしてまわり
あとは踊をしたり、盛大な宴だった
近「鈴音さんはベッピンさんだなあ!」
私をチヤホヤするのは局長の近藤さん
そして、料理にマヨネーズをつけまくるのが副長の土方さん
そして………
私がお酌をしているのが………
沖田「何言ってるんでぃ近藤さん
酒が回って目がおかしくなりやした
か?
このブスがベッピン?
笑えらぁ」
真顔でそんな事を言ってのけやがる
一番隊隊長の沖田総悟
何故か私をけなしてくる
近藤「そ、総悟!!!失礼だろうが!!
すみませんねえ、こいつまだガキなもん
で」
沖田「俺の方がこのブスより年上ですぜ?」
シーン
一気に沈黙になる
貴「まあまあ、気にする事はありんせん
現状をハッキリ言えるお方じゃ
さぞ、聡明でありんしょう」
私が口にすると、笑いが起こる
「鈴音さんは優しい!!」
「よっ!!吉原いちのベッピン!!」
「期待の花魁候補!!」
沖田さんは表情の読めない表情でお酒を飲む
すると、何かを思い出したように
私に話しかける
沖田「そういやあ、あんた
今度水揚げだそうじゃないですか
いいんですかぃ?別の男に
接客して」
ブッと一斉に周りの人たちが酒を吐き出す
新造が片付けに回っていたけど
近藤「こら、総悟!!!
そんな話をこんな公衆の面前でしなくて
も」
土方「おい、総悟
お前少し酔ってんじゃねえのか?」
沖田「うるせーマヨラー」
土方「あ゛あ!?」
沖田さんに斬りかかろうとする土方さんを
隊士達が抑えている
…………こんな座敷は初めてだ
貴「他のお方の元で寝る女は嫌いでござんす
か?
安心しなんし、わっちの心は
あの方の者にはなりんせん」
沖田「あ?誰がお前の心を心配した?
俺が言ってんのは、何人にもそうやっ
て尻尾振って、雌犬だって
事を言ってるんでい」
プチン
キレた
ここで殴り倒したいぐらいだが、
我慢して立ち上がる
貴「どうやら、沖田はんは
わっちのことが気に食わない様子
ここに居ては火種になりんしょう
わっちはこれでおいとましんす」
5人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:花みたいに | 作成日時:2019年5月18日 16時