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家族3 ページ14

神威「っ………誰だ…!!」


貴「お兄ちゃん起きちゃだめ!!」




ナイフを抜いて

私を背後に回して守ろうとしてくれている




「へえー、流石同族
 タフじゃん」



「いやー、俺らも笑えたもんだよな
 金稼ぎのために同族を攫うとか」









同族?

攫う?







怖い……怖いっ!!




神威「お前ら………夜兎族なのか…?」


「そうだよ?」
 



ニヤニヤした顔で傘を取り出す


あれは、ママとパパが持っていて

お兄ちゃんも、私も、神楽ちゃんも
貰った物




夜兎族の証









こんな大の男2人に………子供が立ち向かってどうなるの……?









神威「逃げろ!!神夜!!」





「おーっと、そうはさせないよーん」


いつの間にか私の背後に周り

一人が私を捉える


必死に抵抗するも、力の差は歴然

成すすべは無かった




神威「くっそ!!!
  神夜を返せ!!!」





お兄ちゃんも歯向かうが



殴られて、蹴られて、叩きつけられて





貴「や……お願い……やめ……」


ゴポ

とお兄ちゃんの口から血が溢れる



私はもう戦力を喪失していて


お兄ちゃんは動くことすらできない状態にされた




「女だけでいいだろ」

「女は売れるからなあ」









神威「か………せ………
  かえ………………せ……





  かぐ……よ……っ!!」



かすれる声が聴こえる


最後に見たのは血だらけの顔に涙を流して

ボロボロの腕を私に少し向けた









大好きなお兄ちゃんの姿




後は、布を被せられたのか
視界は閉ざされた









「希少な戦闘民族!!夜兎の純血で
 美少女!!!
 100万から」







私はオークションに出され
 

 

今の遊郭の楼主に買われ



5年生きてきた





あの後の家族の事は何も知らない









今、生きているか、死んでいるかすら分からない









貴「と、まあ
  こんな感じですね」



沖田「へえ………攫い……か……」






しまった、これを言ったのがバレれば私は殺される!!!





でも、そんな私の気持ちなんか分かろうともしないで




沖田さんは私の手を引き、部屋を出て



ある座敷に連れ込まれた








近「久しぶりですね!!鈴音さん!」




何故か、真選組が揃っている




どういった状況なのか、理解ができない

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作者名:花みたいに | 作成日時:2019年5月18日 16時

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