ねぇ、お願い。【文スト】

▽ ページ47

敦「おはようございます！」

国木田「遅かったな...って、そいつ誰だ？」


“次会うときを予測しててよ

ロボットに、成りきってみてね？”

昨日会った彼女の言葉が回る

私に向かっていった訳じゃない

わかってるのに、何故か



彼女の一言一言を気にしてしまう


“大丈夫、大丈夫

この不安は、きっと

予測すれば、避けられるから”


あれほど行くなと言った路地裏に入っていった彼女を追いかけた

その先で、聞こえた独り言



不安...それはきっと、この少年を指す


？「相川紫音です。」

敦「彼、依頼があるらしくって」

相川「とある少女を探してます。

桜井ﾎﾞｿｯ...太宰、Aです」

桜井？


国木田「それは太宰の妹じゃないか。

太宰、Aを探してるらしいぞ」


「仕方ないなぁ〜...

彼奴にだけは、連絡したくなかったのだけれど。」



『...もしもし？』

「おや、寝起きかい？

この時間まで寝てるなんて、あり得ない」

『うるさいです...無理矢理昨日中也に飲まされたんですよ』

「今すぐ探偵社にきたまえ。

相川『相川紫音ですか...？』え、」

『...すぐ行きます。

相川に伝えてください


お前の求む答えは持ってない。
けど、顔だけは会わすよって』

それだけ言うと、彼女は電話を切った。

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