＊待ち合わせ ページ1
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ピュー、とまるで漫画にでも出てきそうな音をたて
風が耳元を通り抜けていく。
「 寒っ…。 」
華やかだったクリスマスの飾りが外され
イルミネーション用のライトだけが巻き付いた街路樹。
そのうちの1本
私たちが " ベビちゃん " と呼んでいる少し小さい木の前で
行き交う人たちをぼんやりと眺めていた。
年が明けてまだ間もないけれど
こうして当たり前のようにまた忙しい毎日が始まって
お餅だおせちだなんて楽しく騒いでいた数日前の記憶を薄れさせる。
…思い出って、意外と儚いものなのかも。
そんなことをしんみり思っている自分が不思議で
思わず ふっ と息を吐き出した時
ポケットに入れていたスマホが震えた。
" ごめん！ちょっと撮影のびちゃった "
" ちゃんと暖かいところにいる？ "
まるでお兄ちゃんみたいでお父さんみたいな
そんな心配ばかりしてくれるメッセージの相手は
まぎれもない、私の大切な人。
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愛莉(プロフ) - takkimakkiさん» takkimakkiさんにそんな気持ちになってもらえてることがとっても幸せです…！これからも楽しく読んでいただけますように*。 (1月12日 19時) (
レス) id: ada343b87b (このIDを非表示/違反報告)
takkimakki(プロフ) - ステキなお話の予感しかしないです。楽しみにしています！！ (1月12日 2時) (レス) @page7 id: ff744b84c3 (このIDを非表示/違反報告)
愛莉(プロフ) - ちょこさん» ちょこさんはじめまして、大好きだなんて嬉しいなぁぁ…！このお話で少しでも明るい気持ちになれますように*。 (1月11日 19時) (レス) id: ada343b87b (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - はじめまして！このお話もう大好きです！更新楽しみにしています！ (1月10日 22時) (レス) @page5 id: 4efd96c089 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛莉
| 作成日時：2024年1月10日 18時
