＊話が進まぬ。 ページ29
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「 …これ。 」
渡辺「 …あざす。 」
部屋に入れ、ソファに座らせたはいいものの
保冷剤やら冷やしたタオルやらを渡してしまえば
もう私にできることは何もない。
「 …。 」
渡辺「 …。 」
お互い無言。
渡辺に関しては、ずっと向日葵後ろに回したままだし。
左手疲れないのかなぁ。
右手はおでこ冷やしてるし、何とも言えない体勢よ？
そう考えたら体は自然に動いていた。
私もソファに座り
渡辺の右手をタオルから剥がして、代わりに自分の右手をタオルに添える。
渡辺「 え、何。 」
「 手疲れるかなって思って。 」
それだけ言うと渡辺は俯き加減になって
そして小さく息を吐いた。
渡辺「 そういうのさ、 」
でもそこから先の言葉は
いつになっても出てこない。
「 …もしもし？ 」
渡辺「 いや、いい。 」
結局はこれ。
「 …。 」
渡辺「 …。 」
いつまでもお互いこの体勢で
しかも黙ったままなのはさすがに無理があったので
私の方から話を切り出すことにした。
「 で…、何かあったの？ 」
電話でもメッセージでもなく
直接会わないと伝えられないことでも。
…あ、そういえば。
「 日曜の夜に明日話したいことがあるって言ってたじゃん。
あれ、解決した？ 」
渡辺はどっちの質問にもしばらく黙っていたけれど
ねぇ、と顔を覗き込むと
突然私の右手を掴んでタオルごと下ろした。
渡辺「 解決してない。
聞きたいことと言いたいことがあったから来た。 」
いつにないまっすぐな視線に
こっちから目を逸らしてしまうくらい。
渡辺「 …てか、 」
でも渡辺は
私の少し先の洗濯物までも視界に入れてしまったらしい。
渡辺「 あれ何？男モノ？ 」
ハッと振り返った先にはコウジムカイに返すヤツが
" へーい！しょっぴー！ "とでも言い出すかのように畳まれていた。
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愛莉(プロフ) - はなさん» こんなわたしのお話をいつも読んでくださって…ありがとうございます！(>_<)そして、このお話もまたはなさんの楽しみになれていたことがとても嬉しいです(*^^*)特別編もぜひ楽しみにしていてくださいね＊。 (2022年8月14日 18時) (
レス) id: ada343b87b (このIDを非表示/違反報告)
愛莉(プロフ) - ナナナさん» 拙いお話でしたが、ナナナさんの楽しみになっていたことがとても嬉しいです！最後まで読んでくださり本当にありがとうございました(*^^*)特別編もぜひ楽しみにしていてください！＊。 (2022年8月14日 18時) (レス) id: ada343b87b (このIDを非表示/違反報告)
愛莉(プロフ) - のまんぼーさん» 最後までお付き合いしてくださりありがとうございました！のまんぼーさんのコメント、とても励みになっていました:-)特別編、待っていてくださいね！そしてヤキモチな青くん、ぜひお楽しみに…(笑)＊。 (2022年8月14日 18時) (レス) id: ada343b87b (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 完結おめでとうございます！！愛莉さんのお話いつも楽しく読ませてもらっています！終わってしまうのはとても寂しいです。しょっぴーの健気さも主人公の押し殺した気持ちも全てドキドキして更新がいつも楽しみでした。特別編楽しみにしています！お疲れ様でした！ (2022年8月13日 14時) (レス) @page35 id: 05c4e14b34 (このIDを非表示/違反報告)
ナナナ(プロフ) - 完結おめでとうございます！いつも更新を楽しみにしていました(^^)しょっぴーのの健気に尽くす姿に毎回胸キュンでした…♡旅行編ぜひとも見てみたいです！しょっぴーsideからの思いも見てみたいなぁと思います！素敵な作品をありがとうございます(〃ω〃)♪ (2022年8月13日 7時) (レス) @page38 id: b37bff94d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛莉
| 作成日時：2022年7月3日 11時
