＊温かい人たち ページ9
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バタン！と勢いよくドアを開けると
そこにはもう他の8人も戻ってきていた。
そして驚いて私の方を見る彼らは
みんなブレザー姿になっていて
机の中央には
たしかにざっくりと切られた学ランがあった。
「 …なんで、 」
さっき確認した時は何もなかった。
ホコリだって綺麗に落としたのに。
深澤「 おいA〜！
ちゃんとノックしろよ、危うく真っ裸見られるところだったわ！ 」
向井「 ふっかさんファンの子によく上半身裸見せてるんだから平気よ。 」
佐久間「 平気ってなに(笑) 」
きっと話は伝わってる。
普通は責めるよ。
前に働いていたところなら、確実に冷たい視線ばかり向けられてた。
みんなだってこんなに夜遅い撮影で
しかも最近忙しいから、ただでさえ早く帰りたいはず。
なのに。
岩本「 Aも疲れてるよな。 」
目黒「 大丈夫、大丈夫。 」
降ってくるのはそれとは正反対な言葉ばかり。
笑わせようとしてくれたり、慰めてくれたり。
阿部「 ラウールがAちゃんは絶対ブラックだ！って。 」
宮舘「 口に合わなかったら俺が甘い口づけで… 」
ラウ「 何言ってるのダテさん。 」
しまいには缶コーヒーを残して去っていった。
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すっかり静かになった楽屋。
衣装を借りた会社に謝りに行かなきゃいけないっていう事実はあるけど
それ以上に、時間をおしてしまった9人やスタッフさんに申し訳なくて。
「 …どうしよう、 」
膝を抱えてうずくまっているところに
誰かが戻ってきた。
「 あ、 」
「 え、 」
声が被ったその人は私の顔を見るなり目を丸くした。
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愛莉(プロフ) - ゆずさん» リクエストありがとうございました！個人的に好きな2人組が書けるので、私もわくわくしています(*^^*)色々なドキドキをお届けしたいと思っているので、ぜひ楽しんでください:-)＊。 (2021年3月6日 15時) (
レス) id: ada343b87b (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 既にドキドキと楽しみが混ざって大興奮です(´；ω；｀)素敵な作品を本当にありがとうございます！(´；ω；｀) (2021年3月5日 8時) (レス) id: df851e8847 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛莉
| 作成日時：2021年3月4日 23時
