＊自分なりの恩返し ページ27
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自由に動いていいと言われていたもののやっぱり現場から離れる勇気はなくて
それはそれは楽しそうな撮影現場を眺める夕暮れ時。
そういえば私、初めて彼らの撮影の様子を見てるかも。
いつも事前に衣装を決めたらささーっといなくなるし
忍者みたいって照くんに言われたこともあったくらい。
朝ゆり姉が深く頷いたみたいに、静かな時なんてこれっぽっちもないの。
海をバックに走ってはしゃいで、そんなはしゃいで疲れないのって思うけど
彼らはずっときらっきらな笑顔で。
どこかに行くよりも
ここにいて9人を眺めていた方がずっと幸せな気持ちになれる気がした。
監督「 はーいカット！お疲れさまでした！ 」
もう太陽はほとんど沈み、空に私が大好きな星が見え始めた頃
監督の大きな声で1日目の撮影が幕を閉じた。
途端に わぁー！ とか うぉー！ とか
色々な声がして、解放感のままに海に飛び込んでいく9人。
目黒「 うわっ、ほら俺が言った通りじゃん！ふざけんな！ 」
ラウ「 きゃー、めめ怖い！ 」
お互いに水を掛け合ったり、泳いだり。
本当に仲がいいんだね。
思わず微笑んだ私の視線の先に、渡辺さんが映った。
あはは！と声を出して笑うその姿に、この前屋上で見た笑顔を思い出した。
ついでにあの日少しだけ、近づきたいと願ってしまったことも
それは叶わないんだと思ったことも。
でもそれと同時に、今思ったことがある。
きっと人はみんな、何かしら悩みを抱えてるから。
私がこんな素敵な現場で働かせてもらっている恩返しを
誰かを笑顔にすることでしていけたらいいなって。
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愛莉(プロフ) - ゆずさん» リクエストありがとうございました！個人的に好きな2人組が書けるので、私もわくわくしています(*^^*)色々なドキドキをお届けしたいと思っているので、ぜひ楽しんでください:-)＊。 (2021年3月6日 15時) (
レス) id: ada343b87b (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 既にドキドキと楽しみが混ざって大興奮です(´；ω；｀)素敵な作品を本当にありがとうございます！(´；ω；｀) (2021年3月5日 8時) (レス) id: df851e8847 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛莉
| 作成日時：2021年3月4日 23時
