＊憧れの人 ページ20
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でも昨日、ゆり姉が電話で言っていた通り
私に与えられたお仕事は何もなかった。
ゆり「 ね？私、何も間違ったことは言ってないでしょ？ 」
「 言ってないですけど…！ 」
話し合いが終わった後
屋上で夜風に吹かれながらゆり姉と話しているうちに
返事の声が少し大きくなってしまった気がして、思わず片手で口を抑える。
ゆり「 けど？ 」
「 1人で何をすればいいのかなって…。 」
ゆり「 康二が飽きさせないよって言ってくれてたじゃん。 」
「 ちなみにそう言ってたの佐久間くんも、です。 」
大変なことになりそう、助けて！と目でメッセージを送信してみたけど
そんなメッセージはゆり姉の逸らした視線によってポッキリ折れた。
別に1人が嫌なわけではない。
でも仕事も何もない空間に1人で放り出された時、一体私は何をするんだろうって。
それが少し不安でもあり、まぁ逆に楽しみでもあったり…する。
ゆり「 あ、もうこんな時間！保育園閉まっちゃうから帰るね！ 」
「 お…お疲れさまでした！ 」
片手をひらりと挙げたかと思うと
姉さんは疾風のごとく建物の中に消えていった。
そうか、ゆり姉。
5歳の息子さんがいるんだっけ。
仕事もバリバリ頑張って、なおも1児のお母さんか。
「 本当、憧れるな。 」
ほぼ満月に近い大きな月を眺めながらそう呟いたその時。
.
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？「 誰に？ 」
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愛莉(プロフ) - ゆずさん» リクエストありがとうございました！個人的に好きな2人組が書けるので、私もわくわくしています(*^^*)色々なドキドキをお届けしたいと思っているので、ぜひ楽しんでください:-)＊。 (2021年3月6日 15時) (
レス) id: ada343b87b (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 既にドキドキと楽しみが混ざって大興奮です(´；ω；｀)素敵な作品を本当にありがとうございます！(´；ω；｀) (2021年3月5日 8時) (レス) id: df851e8847 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛莉
| 作成日時：2021年3月4日 23時
