*そりゃあ拗ねます ページ19
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嫌な予感。
いや、嫌ではないけど…うん。
そろりそろりとお化け屋敷に入るのかってくらいのへっぴり腰で向かったその部屋。
パッと飛び込んできたのはゆり姉。
そして…
ラウ「 Aちゃーん! 」
うん。予感は的中したみたい。
向井「 あーもうやっと来たぁ。隣空けといたからはよ座り。 」
目黒「 え、Aちゃんのためにここ全力で死守してたの? 」
向井「 何やその目は。 」
もちろんスタッフさんはいた。
けど加えて9人の姿もあった。
仕方なく(?)一席余っていた康二くんとふっかさんの間に座る。
目の前で不機嫌そうな渡辺さんがこちらを見ているという何とも気まずい状況です。
そういえば顔を合わせるのは例の電話を聞いてしまった日以来。
渡辺さんに悪いことをしたとすれば、お返しにと作ったクッキーしか浮かばない。
不味かったかなぁ。
「 ごめんなさい…。 」
向井「 何て? 」
「 あ、いや…。 」
PD「 はい、では皆さん揃いましたので始めますね。
今回の特典企画、"SnowManの慰安旅行"についてですが… 」
?
SnowManの?慰安旅行?
特典企画?
ちらりとゆり姉に視線を持っていくと、ぺろりと舌を出してきた。
…あーあー。そういうことですか。
「 そりゃSnowManもこの会社の社員だもん。労ってあげないといけないもん。 」
向井「 なぁ、さっきから何ボソボソ言うてんの。 」
「 不満はありません。 」
向井「 不満しかないって顔してるけどな。 」
そして私はめでたく彼らの企画に同行することになった。
どうやら行くはずだったスタッフさんが急遽その日に別の大きな仕事が入り
1枠空いてしまったので私が呼ばれたらしい。
スタイリストは企画が実行される前に彼らのコーディネートを決めておけばいいから
私は現地に行く人間にはカウントされていなかったとのこと。
「 康二くんの服すっけすけにしてみようかな。 」
深澤「 ねぇ康二、おまえAのこと怒らせたの? 」
向井「 知らんて。ようわからんけどプリプリしとる。 」
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愛莉(プロフ) - ゆずさん» リクエストありがとうございました!個人的に好きな2人組が書けるので、私もわくわくしています(*^^*)色々なドキドキをお届けしたいと思っているので、ぜひ楽しんでください:-)*。 (2021年3月6日 15時) (レス) id: ada343b87b (このIDを非表示/違反報告)
ゆず(プロフ) - 既にドキドキと楽しみが混ざって大興奮です(´;ω;`)素敵な作品を本当にありがとうございます!(´;ω;`) (2021年3月5日 8時) (レス) id: df851e8847 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛莉 | 作成日時:2021年3月4日 23時