*ゆり組絶不調 ページ17
*阿部side*
「 …あ。 」
「 ん、切れた? 」
「 …やったわ、俺。 」
俺のスマホ片手に固まる翔太。
どうやらプッツリ切られたらしい。
「 最悪だ。阿部ちゃんがAの名前呼ぶからつい…。 」
「 あっ、おい、俺のスマホ!投げるな! 」
状況が何一つとして吞み込めてないし
そもそも俺、Aちゃんが何で電話してきたのかもわかってないんだけど。
だから
「 何があったの。 」
画面が割れていないことを確認して、翔太に聞いてみた。
.
.
「 なるほどね。
…って、全然なるほどじゃないわ。
なんですぐ英語と俺を結んだんだよ。だてさん! 」
話を聞いて思わず叫んだ。
周りを見ると
部屋の隅でスマホをいじっていただてさんがゆっくり顔をあげた。
「 呼んだ? 」
「 呼んだ! 」
翔太はずっと魂抜けた顔してて
俺たちのところに来ただてさんに今の状況を説明するのはなぜか俺。
「 目的、阿部ちゃんじゃないの? 」
「 絶対違うだろ!
Aちゃん、翔太のこと大好きなのにそんなことしないって。 」
俺のためにしてくれてたなら、それはそれで嬉しいけどさ!
…って、だめだめ!今そんなこと思っちゃだめ。
「 じゃあ何だと思う? 」
「 え、仕事じゃないの? 」
「 あー、仕事ね。翔太、Aの仕事って何だっけ。 」
「 …化粧品…。 」
「 もう、しっかりしてよゆり組! 」
「 いや、Aはさくら組だったんだよね。 」
「 そういうことじゃなくて! 」
違うの?と真面目に返してくるだてさん。
その横で
あ、仕事…?と放心状態の翔太。
Aちゃん
本当に申し訳ないって、まずは俺が謝っとくね。
.
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愛莉(プロフ) - 蓮翔さん» 蓮翔さん、いつも読んでくださりありがとうございます!そして…お恥ずかしい(笑)しっかり直しておきました、ありがとうございます:-)*。 (2021年2月10日 6時) (レス) id: ada343b87b (このIDを非表示/違反報告)
蓮翔(プロフ) - 更新される度に読んでます。素敵なお話で続きがめちゃくちゃ気になってます!なり染めではなく馴れ初めですよ^^ (2021年2月9日 23時) (レス) id: b240f86abe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:愛莉 | 作成日時:2021年1月29日 22時