＊未知の世界へ ページ12
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「 先輩落ち着いてくださいよ。すごいことじゃないですか！ 」
「 いや、だってもう私の脳から英語は姿を消したもん。
これは阿部ちゃ……しっかり勉強しないと。 」
"阿部ちゃんに教えてもらわないと"。
そう言いかけた口を大慌てで訂正した。
興奮しすぎたせいで、いつも翔太くんと話すテンションになってたみたい。
由利ちゃんを見たけど、特に何か気にする様子はない。
…良かった。ギリギリセーフかな？
そうして一安心した私に由利ちゃんが放った言葉は
まるで思ってもみないことだった。
「 先輩、一緒に行きたいです。 」
「 え？ 」
焼き鳥片手に固まる私。
対する由利ちゃんは、キュウリをポリポリ噛みながら真剣な目を向けている。
「 一緒に…？ 」
「 はい。私、帰国子女なんです。
いつもお世話になってる先輩をお助けしたいんです！ 」
.
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こうして私の出張が
私が心の整理もできていないまま決まってしまった。
1週間の海外。
それまであと2か月。
翔太くんになかなか伝えられないまま
頑張らないといけない時期に足を踏み入れていた。
言えなかったのは
ただ伝える時間がなかったのか
それとも
翔太くんとたった1週間でも、会えない生活を想像したくなかったからか。
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愛莉(プロフ) - 蓮翔さん» 蓮翔さん、いつも読んでくださりありがとうございます！そして…お恥ずかしい(笑)しっかり直しておきました、ありがとうございます:-)＊。 (2021年2月10日 6時) (
レス) id: ada343b87b (このIDを非表示/違反報告)
蓮翔(プロフ) - 更新される度に読んでます。素敵なお話で続きがめちゃくちゃ気になってます！なり染めではなく馴れ初めですよ^^ (2021年2月9日 23時) (レス) id: b240f86abe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛莉
| 作成日時：2021年1月29日 22時
