＊43 思わずバカだと呟いた ページ18
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「 前ここ来た時は照とすげー苦労したんだからな！ 」
そのうちタクシーはマンションについて
部屋に向かうまで翔太くんの声のデカいこと。
「 翔太くん今何時だと思ってんの。 」
「 …ごめん。 」
「 いや(笑)そんなしょんぼりしないで？ 」
前来た時。
それはたぶん、俺を運んでくれた日。
後から照くんが俺のことおんぶしたって聞いたけど
それはそれで見てみたかった。
背中に乗ってるAは一向に起きそうにない。
耳元で気持ちよさそうな寝息が聞こえてくることに安心しながら
翔太くんの手も借りて部屋に寝かせた。
その寝顔は何も変わってなかった。
隣で寝たあの日から。
「 あ、そういえばさ。あれ開けた？ 」
「 あれ？…あぁ、まだだ。 」
Aがくれた、お詫びの印。
「 おまえリュックどうにかしろよ。 」
「 しょうがないじゃん、整理整頓苦手だし。 」
「 だからって…。これいつのおにぎり？ 」
俺のリュックの底からいつ買ったかわからないおにぎりを取り出した、
綺麗好きな翔太くんが泣きそうな顔しているのを見て笑いながら
その紙袋をそっと開けた。
覗くと見えた、小さなシルエット。
「 バカじゃん…。 」
そこに入っていたのは、Aが水族館で買ったのとまったく同じの
クラゲのキーホルダーだった。
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愛莉(プロフ) - ゆきのさん» ゆきのさん、最後まで読んでくれて本当にありがとうございました！またお会いできるような作品になるように、次回作も頑張ります＊。 (2021年1月28日 21時) (
レス) id: ada343b87b (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの(プロフ) - 完結までお疲れ様でした！読み終えて心がほっこりと温かくなりました(*^ω^*)また次回作も楽しみにしています(*ﾟ▽ﾟ*) (2021年1月27日 22時) (レス) id: 4bc2b5818b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛莉
| 作成日時：2021年1月21日 21時
