花束を君に2《虎杖悠仁》 ページ23
俺がそう言えば店員さんはまた「そうですそうです!」と嬉しそうに話す。
横を通り過ぎて行った店員さんに手招きされる方へ行くとそこには
《〜花言葉〜思いを花に込めてみませんか?》と書かれた黒いボードが壁に掛かっていた。
その題名の下には例として何種類か花が挙げられておりその花の隣には《意味》が書かれていた。
俺はそれを上から下まで見た後、ある花のところで視線が止まった。
____これにしよう。
即決だった。
俺はその花を指さして「____店員さん、あれの花束貰っていいですか?」と言った。
*****
高専の寮に戻ると隣の部屋をノックする。さっき作って貰った花束を抱えながら。
『はーい』という愛しい声が聞こえると勢い良くドアが開いた。
『…わっ!びっくりした……あれ悠仁だ!
おかえ……その花どしたの……?』
キョトンとした顔で首を傾げるA。まさか明日が何の日か分かってないのか……?
「A明日何の日か覚えてねーの?」
『ん?悠仁との半年記念日でしょ〜?それ以外に何かあったっけ?』
その答えを聞いて胸をホッと撫で下ろす。良かった、記念日は覚えてるみたいだ。
『綺麗な赤い菊……誰かにあげるの……?』
とまたキョトンとした顔になるA。
……バカ。お前以外花なんてあげないっての!!
と内心叫んで、俺はその花束をAに差し出した。
その途端『えっ』と短い声を漏らして固まるA。
「これプレゼント。明日で半年だから」
目の前のAの瞳に次第に涙が溜まる。
はい、とAに渡すとAは片手で花束を抱えてもう片方の手で涙を拭った。
『……っく……ありがと……』
「いいえ。どういたしまして…Aもいつもありがとな」
俺はそう言って花束を抱えるAごと正面から優しく抱き締めた。
____赤い菊の花言葉
____《あなたを愛しています》____
_______________________
はい!!リクエスト書き終わりました!!
ぴよんきちまるさんいかがだったでしょうか……!お待たせして申し訳ないです……!
また良ければリクエストお待ちしております!!
本当にありがとうございました!!
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リア - んふふ…恵尊ッ!やっぱり甚爾さんの息子なだけあるわ… (2020年12月21日 20時) (レス) id: bba845c06e (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - ゆうじゃむさん» ご迷惑おかけしてすみません……!ありがとうございます!! (2020年12月14日 22時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうじゃむ - アメ玉さん» あ、そうなんですか!わかりましたっ! (2020年12月14日 21時) (レス) id: 9582bbe3ab (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - ゆうじゃむさん» ゆうじゃむさん!こちらにも遊びに来てくださったんですか!?ありがとうございます!それに、リクエストまで…((ヒェェ(泣)嬉しいです!昨日続編作ったばかりなので良かったらそちらにコメントしてくだされば書きます!こちらでも大丈夫ですが!(笑) (2020年12月14日 21時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうじゃむ - アメ玉さん、こんにちは…未来人ゆうじゃむです(?)リクエストしてもよろしいですか?(訳:無茶振りしてもよろしいですか?) (2020年12月14日 21時) (レス) id: 9582bbe3ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アメ玉 | 作成日時:2020年11月15日 15時