本当の気持ち2《伏黒恵》 ページ10
『…っはぁ〜!美味しかった!!』
と満面の笑みを浮かべて言うA。しっかしほんとに食べ終わるまで早かった。
5分も経ってないぞ……
よくよくAの口元を見れば生クリームがほんの少し付いていた。
スマホを触っていた手を止めて向かいに座っているAの方に身を乗り出す。
「Aじっとしてろ」
『え?』
グッと親指で生クリームを拭ってやると俺はその生クリームがついた指を口に入れた。
ほんの少しだが口に広がる生クリームの味。
「うん…甘ぇな。美味い」
パッと目を上げてAの顔を見れば、真っ赤だった。
その途端、今自分がした行動を自覚する。
____さっき俺は何をやった?
「…!わ、悪ぃ!その…決して…そういうつもりじゃ
……」
と必死に弁解する俺。何焦ってるんだか。
『……いよ……』
「え?」
『……恵ばっかり狡い!いっつも私をドキドキさせてさ…もう心臓持たないよ…』
と両手で顔を隠して言うAから出た言葉は俺の耳一直線に入ってきた。
もはや赤面している、たったそれだけの姿さえも愛おしいと思ってしまう俺は病気なんだろうか。
もうここまで来たら自分の気持ちに嘘は付けない。
普通の男子高校生、女子高校生として片付けるのはもうやめだ。
『……私だって……私だって……恵のこと前からずっと好「バカ。そういうのは俺から言わせろ」
『……!それって……』
「自分の気持ちに正直になるよ。
お前が好きだった。ずっとずっと前から……」
そう言えばとうとうAの目から涙が零れ落ちた。
本当はその涙も拭ってやりたい。俺の手で。
でもここは公共の場だ。涙を流すAの姿を公共の場で見せるほど、俺は野暮じゃないからな。
「返事は?」
優しく問いかける。Aは声を出さないが首を縦に振って頷いてくれた。
「ありがとうA。
ホントはもっとちゃんとした場所でお前に伝えたかったけど、気持ちが先走っちまった。
ごめんな?」
と俺は割れ物を扱うようにAの頭を撫でた。
_______________________
あれ。
恵ってこんなキャラだっけ……きっとキャラ崩壊してますよね。
本当に済みません…!
てか恋愛の短編しか無いですよね…ほのぼの書けねぇ……( ´;ω;` )
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みかんダヨ - 高専夏油のツンデレ見てみたいです…! (2021年4月4日 11時) (レス) id: 0760d58626 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - 花帆さん» 初めまして!!わああああ嬉しいです!ありがとうございます!!良かったら続編もあるので目を通して頂けると嬉しいです!!(●≧∀)キャッ (2020年12月16日 16時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - はじめまして、五条先生や悠仁夢 反応もきゅんとしました/// (2020年12月16日 1時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - 印南さん!はじめまして!わあああそんなこと言って下さるなんて…!ありがとうございます!これからも頑張りますね!!(●≧∀)キャッ (2020年12月2日 9時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
印南 - どの話にもキャラの個性が出てて面白いです!これからも頑張ってくださいね! (2020年12月1日 22時) (レス) id: 8a2c772457 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アメ玉 | 作成日時:2020年11月5日 14時