1年記念日《虎杖悠仁》 ページ5
『明日で1年か〜……』
壁にかかったカレンダーを見ると、明日の欄のところに悠仁の字で「1year Anniversary」と書かれていた。
前に家に遊びに来た時にでも書いたのだろう。
そんなこと書かなくても悠仁との記念日なんて忘れるはず無いのに…
そうだ。今悠仁何してるんだろう。
A悠仁〜今何してる?
するとすぐに既読がついて返事が帰ってくる。
悠仁ごめん!今先生から貰ったDVD見てるからまた後で連絡する!!
と悲しいことに会話はそこで終わってしまった。
悠仁は今呪術を基礎から学んでいるので、流石に邪魔するのは可哀想だと思いそこで私もLINEを続けるのは止めた。
ベットに携帯を放り投げると、私も寝転んで目を瞑った。
今日は早く寝よう。
〜次の日〜
ずっと前から楽しみにしてた1年記念日の悠仁とのお出かけ。
どこに行くの?って聞いても着いてからのお楽しみ!って言って答えてくれない。
「な、A。目瞑って」
突然前を歩く悠仁が振り向いたかと思えば、私の両手を握りそう言う悠仁。
『え?…分かった』
「転ばないよう気を付けろよ?まあ俺が手引くから大丈夫だと思うけど!」
そして悠仁に連れられて5分ほど歩いただろうか。目開けていいよって言われたから開けると目の前には小さなお店が構えていた。
絵本に出てくるような小さな小人の家を連想させる外観がとても可愛い。
『何ここ?』
「じゃーん!今日のお目当てはここ!
実はここ、ペアリング作れんの!!」
ペアリング。そんな言葉が悠仁から出てくるとは思わなかった。
確かに今までの記念日にアクセサリーを貰ったことは一度もない。
コップ、服、靴など悠仁とお揃いの物は沢山増えた。
けどアクセサリーは自分で可愛いと思ったものしか持っていなかった。
「俺…ホントはAにネックレスとかアクセサリーあげたかったんだけど
ほら…俺にはそんなの選ぶセンスなんて無いし……」
頭を掻きながら言う悠仁。そんな悠仁を見て私は思わず抱きついた。
『私、悠仁から貰ったものはどんな物でも嬉しいよ?
そんなこと気にしないで!ほら早くペアリング作りに行こう?』
笑顔でそう言えば悠仁も「おう!」と言って私の手を握りお店のドアを開けた。
これでまたお揃いが増えた。
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みかんダヨ - 高専夏油のツンデレ見てみたいです…! (2021年4月4日 11時) (レス) id: 0760d58626 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - 花帆さん» 初めまして!!わああああ嬉しいです!ありがとうございます!!良かったら続編もあるので目を通して頂けると嬉しいです!!(●≧∀)キャッ (2020年12月16日 16時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - はじめまして、五条先生や悠仁夢 反応もきゅんとしました/// (2020年12月16日 1時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - 印南さん!はじめまして!わあああそんなこと言って下さるなんて…!ありがとうございます!これからも頑張りますね!!(●≧∀)キャッ (2020年12月2日 9時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
印南 - どの話にもキャラの個性が出てて面白いです!これからも頑張ってくださいね! (2020年12月1日 22時) (レス) id: 8a2c772457 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アメ玉 | 作成日時:2020年11月5日 14時