三日ぶり2《五条悟》 ページ31
三日ぶりに帰ってきた我が家。たった三日しか家を空けてないのに懐かしい感じさえした。
悟も中に入るとドアを閉め、ついでに鍵も閉めた。
五「A」
耳元で響く愛しい人の声。
五「おいで?」
そう優しく囁かれれば誰も抵抗なんて出来ない。
クルっと後ろに振り返り、悟が両手を広げたことで空いた胸に思い切り飛び込んだ。
五「おっと。勢いありすぎじゃない?五条さん倒れちゃうよ」
そんなことを言いながらも全くふらつく様子を見せない悟。そのまま私の背中に優しく手を回した。
『そんなんじゃ倒れないの知ってるもん……』
五「まあね。僕最強だから!ねぇいい事教えてあげよっか。
僕も寂しくてどうにかなりそうだった」
『……っ!///』
耳元で囁かれる様に言われ、そのまま首元で小さなリップ音が鳴った。
『……ゃっ……』
口からは熱い吐息が漏れる。顔に熱が集中しすぎて熱い。
こんな顔恥ずかしくて見せたくないと思い顔を悟の胸に隠す。
五「だ〜め。隠さないの」
しかし私のそんな策はお見通しだったようで一瞬のうちに片手で顎を掬われて強制的に悟と視線を絡められた。
五「やっば。可愛すぎて止まらなくなりそう」
とまた頬に口付けを落とす。
本当は止めて欲しくない。朝までこうやって甘やかされて、愛して欲しい。
私は悟に三日も会わないとこんな風になるんだというのを身をもって知った。
『……止まらなくて……い、いよ…』
五「は?」
目隠しでかくれてるから分からないがきっと悟の目は丸くなってるはずだ。
五「今止めなくていいって言った?」
『……う、うん』
ゆっくりと頷くと突然後頭部を掴まれ今日初めて唇が重なった。
頬や首にされた物よりも長く、深く。
『んっ……ゃらっ……さ、……と…る!』
息が出来なくて悟の胸をボコボコ叩けば惜しむように離れて行った。
五「……止めなくていいって言ったのAだよね?」
『そうだけど……!!苦しくて……』
悟の服をキュッと掴むと彼はまた耳元に顔を寄せて来て
五「もう無理。理性ぶっ飛んだから」
と言って素早く私の膝裏に手を伸ばすとそのまま横抱きにしてベットに放り投げた。
そしてそのまま素早く私の上に覆い被さる。
五「……Aいいよね?」
目隠しを手で上にあげながらそう言う悟に思わず頷くしか無かった。
そのまま朝まで甘い声が響いた。
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みかんダヨ - 高専夏油のツンデレ見てみたいです…! (2021年4月4日 11時) (レス) id: 0760d58626 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - 花帆さん» 初めまして!!わああああ嬉しいです!ありがとうございます!!良かったら続編もあるので目を通して頂けると嬉しいです!!(●≧∀)キャッ (2020年12月16日 16時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - はじめまして、五条先生や悠仁夢 反応もきゅんとしました/// (2020年12月16日 1時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - 印南さん!はじめまして!わあああそんなこと言って下さるなんて…!ありがとうございます!これからも頑張りますね!!(●≧∀)キャッ (2020年12月2日 9時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
印南 - どの話にもキャラの個性が出てて面白いです!これからも頑張ってくださいね! (2020年12月1日 22時) (レス) id: 8a2c772457 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アメ玉 | 作成日時:2020年11月5日 14時