お菓子作り1《虎杖悠仁》 ページ15
「俺、チーズケーキ食べたい」
休日の午後3時。
たまたま一緒の部屋にいた悠仁の一言から私達のお菓子作りは始まった。
『チーズケーキ?なんで急に』
「前に五条先生がさ「この間Aの特訓のお礼にってくれたチーズケーキめっちゃ美味しくてさ〜悠仁も作ってもらったら?」って言われたの今思い出した」
あーそういえば確かにあげたような気がする。
あの時は確か普通にチーズケーキが作りたくてその余りを先生にあげたんだっけ。
……あのノッポティーチャー余計な事を。
『なぜ唐突に?』
「わかんねぇ……でも俺Aの作ったチーズケーキ食べたい!!」
と目をキラキラさせながら言う悠仁。
『別にいいけど……材料どうすんの?』
「え、買いに行かねぇの?」
『もう買いに行く前提なのね。いいよ!私もお菓子作りしたかったし』
「んじゃ行こーぜ!!」
と悠仁に良く似合うスマイルを向けられながら私も準備をした。
私はお菓子作りが好き。
だからたまにお菓子を作るんだけどついつい多く作りすぎちゃって恵とか野薔薇、2年の先輩方にあげることが多いんだけど……
前はたまたまいつもお世話になってる先生にあげたら
「え?本命チョコ的な何か?」と冗談じゃないのか冗談なのか分からないトーンで言われ全力で否定したことがあった。
時はたち30分後、近くのスーパーで買い物を終えた私達はようやくチーズケーキ作りを始めた。
『じゃあ悠仁はこのレシピ通りに材料を測っておいて。私こっちでクリームチーズ溶かすから』
「おしっ!任せとけ!」
と言って腕まくりをした悠仁。程よい筋肉が私の視線を捉えてしまった。いけないいけない。フルフルと首を横に振って正気に戻す。
悠仁の周りには自然と牛乳やら生クリームやら砂糖やら必要な材料が集まっていた。
悠仁でもちゃんと出来そうで安心した。
「あ、なんか今馬鹿にしたでしょ俺のこと」
『え!?あ、いや…別に〜?そんな顔してた?』
「いや?視線感じたから言ってみただけ」
…おおおお怖い。
『それより悠仁測り終わった?』
「おう!バッチリだぜ!」
と分量ごとに分けられたボウルを見せて言う悠仁。
『よし!下準備終わり!んじゃ材料混ぜてくよ〜!
悠仁まずはそこの牛乳と卵と砂糖ちょうだい!』
こうして私達のチーズケーキ作りはようやくスタートを切った。
お菓子作り2《虎杖悠仁》→←特級と2級の奪い合い2《五条悟・伏黒恵》
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みかんダヨ - 高専夏油のツンデレ見てみたいです…! (2021年4月4日 11時) (レス) id: 0760d58626 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - 花帆さん» 初めまして!!わああああ嬉しいです!ありがとうございます!!良かったら続編もあるので目を通して頂けると嬉しいです!!(●≧∀)キャッ (2020年12月16日 16時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
花帆 - はじめまして、五条先生や悠仁夢 反応もきゅんとしました/// (2020年12月16日 1時) (レス) id: aa0adc990d (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - 印南さん!はじめまして!わあああそんなこと言って下さるなんて…!ありがとうございます!これからも頑張りますね!!(●≧∀)キャッ (2020年12月2日 9時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
印南 - どの話にもキャラの個性が出てて面白いです!これからも頑張ってくださいね! (2020年12月1日 22時) (レス) id: 8a2c772457 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アメ玉 | 作成日時:2020年11月5日 14時