9限目 ページ9
『まだ祓えてないってどういうこと？』
五「普通呪霊は自分が死を迎えた所に留まるのが普通なんだ。今回のケースで言えば事故のあった渋谷区のとある交差点に呪いが集まるのが普通なんだけど、窓達から奇妙な情報が入ってね」
五条はそう言って一枚の写真を見せた。
五「A、この場所に見覚えは？」
あるに決まってる。写真に写っていたのは、ほんの数日前に呪いを祓いに行ったあの廃病院だった。
五「窓から4日前ほどに報告があってね。ここからまた呪いの力が湧き出ていると」
『嘘…全部祓った筈なんだけど…』
五「だから僕も確かめに行ったよ。君が呪いを祓い忘れるなんて野暮あるわけないと思ってね」
…ん。てことは。
『五条、私のことを見つけた時、通信記録を辿ってきたって言ってたけど嘘だったんだね』
五「あながち嘘ではないかな。だって僕ほんとに病院の場所分からなかったもん」
つまり、状況を整理すると
３日前、私は廃病院に呪霊を祓いに行った。
時同じくして五条は窓から報告を受けた、私がいる廃病院に来て残った呪霊がいないか確かめた。
五「呪霊を確かめに来たのはいいけど、流石にあの廃病院の所にAを一人で置いとくのはイケメンクールガイな五条悟が許さなくてね、おんぶして廃病院探索したんだけど…」
自分でイケメンクールガイって言える精神が凄いよね。五条も五条だ。わざわざおんぶしたとかみんなの前で言わなくて良いのに。
ふと一年生の方を見ると、凄いしらけた目で私を見てきた。
こらこら、大人にそんな視線向けちゃいけません。五条先生、しっかり教育してくださいよ。
五「その日は呪力は感じられなかった。Aは全ての呪霊を祓った筈なんだけど、またここから呪力が感じられたらしい」
ちょっと待ってと悠仁が口を挟んだ。
虎「だってAさんが祓ってその日に先生も確かめに行ったんでしょ？なのにまだ呪力が残ってるってこと…？」
五「そういうこと！悠仁、ちょっと賢くなったんじゃない？」
虎「これくらい分かるっての！地方民舐めんな！」
伏「祓っても祓っても消えない呪い…もしかしたら特級レベルの呪霊がいるかも知れませんね」
釘「特級！？そんなの勝てるわけないじゃん！」
五「恵の考えが1番可能性は高い。それに釘崎、大丈夫。
＿＿＿＿こっちには最強の五条悟とAがいるんだから」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1613人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
REI - 12限目の夢主の顔に爆笑www (2021年7月24日 14時) (
レス) id: bd6d581c0c (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - メガネトリオさん» メガネトリオさん！ご丁寧にありがとうございます…！！お返事遅くなってしまって大変申し訳ないです！ご指摘感謝致します…！ (2021年1月12日 20時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
メガネトリオ - ８限目、野薔薇ちゃんは盛岡ではなく、盛岡に出るまで４時間かかる田舎、ではないでしょうか？ 追記‥前のコメント間違えました！すみません！ (2021年1月10日 18時) (レス) id: 1fe51ea3a1 (このIDを非表示/違反報告)
メガネトリオ - ８限目、野薔薇ちゃんは盛岡ではなく、盛岡に出るまで４時間かかる田舎、 (2021年1月10日 18時) (レス) id: 1fe51ea3a1 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - .さん» 大変失礼致しました…！すぐ訂正させていただきます…！ご指摘感謝です。ありがとうございます。 (2020年12月8日 20時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アメ玉 | 作成日時：2020年10月15日 13時
