7限目 ページ7
五条はそう言うとメモ帳をしまい歩き出した。私の車椅子も後を追う。
虎「あの約束って？」
『……昔ね私恋人が居たの。彼はめちゃくちゃ強くてね、私と同じこの呪術高専の特級呪術師だったの』
虎「Aさんと先生と同じ階級の人……すげぇ」
『でもね、その人はある事件を境に【非術師が居ない呪霊が支配する世界を創る】って言い出すようになっちゃって。
何度も止めようとしたけど駄目だった。だから同期の五条に結構真剣に相談してたんだけどさ、まぁこんなんじゃんか』
五「こんなんて……数字増やすよ」
『ごめんってば。それで、五条に約束された。
《君が少しでも僕に反抗しているように見えたら数字をつけるよ。 それでこの数字が100になった時、別れるんだ》
って言われたの。だけど結局あっちから姿を消したからそのまま連絡も取れなくなって自然消滅って感じなんだけどね！！』
あ、これ10年前の話！って付け加えた。
虎「え、先生。Aさんもう別れてるのにまだ数字付けてんの？しかももう10年だよ？」
五条のしつこさに顔を歪める悠仁。真逆まだ数字をつけられてるなんて思わなかった。
五「ねぇ頼むから悠仁まで引かないで。顔が歪んでるってば。でもAにも罪はあるよ。
反抗して数字をつけるでしょ？秒速で謝ってくるからそれが面白くて面白くて、ついついAを煽っちゃうというか……」
私は心に誓った。
『五条。例え私がどれだけ悪くてももう謝らないから』
五「ねぇマジトーンやめてくれるかな。冗談に決まってるでしょ？さっきメモ帳は取り出したけど、書くフリしてなんも書いてないからね」
『もはやそれも嘘に聞こえて仕方ない』
虎「先生、こんなことしてたら本当にAさんからの信頼無くすよ？」
『「大丈夫、もう無くしてるんで」』
虎「いやそこ2人揃ってドヤ顔で言うことじゃねぇーだろ！！」
悠仁ナイスツッコミ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
それから直ぐに校舎に着き、教室に入るといたのは
『恵！久しぶりだね！……それと貴方お名前は？』
恵と一緒にいた所を見ると、この女の子が五条が言ってたもう一人の1年生かな。
釘「初めまして。釘崎野薔薇って言います。よろしくお願いします！」
『野薔薇ちゃんって珍しい名前だね！』
釘「そうなんです！よく言われます！」
あーやっぱり女の子同士でお話するの超楽しい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1612人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
REI - 12限目の夢主の顔に爆笑www (2021年7月24日 14時) (
レス) id: bd6d581c0c (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - メガネトリオさん» メガネトリオさん！ご丁寧にありがとうございます…！！お返事遅くなってしまって大変申し訳ないです！ご指摘感謝致します…！ (2021年1月12日 20時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
メガネトリオ - ８限目、野薔薇ちゃんは盛岡ではなく、盛岡に出るまで４時間かかる田舎、ではないでしょうか？ 追記‥前のコメント間違えました！すみません！ (2021年1月10日 18時) (レス) id: 1fe51ea3a1 (このIDを非表示/違反報告)
メガネトリオ - ８限目、野薔薇ちゃんは盛岡ではなく、盛岡に出るまで４時間かかる田舎、 (2021年1月10日 18時) (レス) id: 1fe51ea3a1 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - .さん» 大変失礼致しました…！すぐ訂正させていただきます…！ご指摘感謝です。ありがとうございます。 (2020年12月8日 20時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アメ玉 | 作成日時：2020年10月15日 13時
