31限目 ページ35
そんなことを思い出しながら沢山の人の頭の上を軽々とホイホイと超えて行く。
ここで急ブレーキ。
あ、そういえばA連れてきたっけ。
チラッと後ろを見ても大勢の人の頭しか見えない。
「不味い。やっちゃった」
全身から血の気が引いていくのが分かる。不味い。
A置いてきちゃった。完全に怒ってるよね。ダメだどうしよう。
何とかAの呪力を頼りに元いた場所に戻ると、近くの柱にもたれ掛かり電話をかけるAの姿が。
……帳の中は電波が無いんだってば。いくらやっても繋がんないよ。
また頭の上をホイホイと飛び越えてAの前に降りる。
その途端、腕を組んで柱にもたれ掛かるAにギロっと睨まれた。
『おいノッポ。私を置いて行くなんて中々度胸あるね？』
……不味い。怒りゲージ120%越えてるねこれ。
「いや〜その説はどうも……てっきり君も浮遊出来るものだと思っちゃってさ」
『私はどこかのノッポさんみたいに浮遊も瞬間移動も出来ないんです』
「だから悪かったって。そんな怒んないでよ」
『無理。喜久福買ってくれたら許す』
「じゃあ買ってあげるから、まずは任務に専念しますよ。特級さん」
そう言ってAを世間一般で言う��お姫様抱っこ��する。
廃病院の時も思ったけど軽いんだよねA。ちゃんとご飯食べてんのかなって。
途端に顔が紅くなるA。……ダメだ。可愛い。
そのままさっきのように一般人の頭の上をホイホイと飛び越えた。
『五条……！！下ろして！』
腕の中で足をバタバタさせるA。
「暴れちゃダメだって〜…落ちるよ？」
えっ。という表情を浮かべ、少し顔から血の気が引くA。
『それは無理！けど、こんな大勢の前でこれ(お姫様抱っこ)される私の気持ちにもなってよ！』
「え？なんで？駄目なの？」
その瞬間、目が点になって束の間黙り込んでしまった。
『女性経験は豊富なくせにそんなこともわかんねーのか白髪ノッポ！！』
「だから前から言ってるけど銀髪なんだってば。これで2回目だから！」
『んな事どうでもいーんだよ！！早く下ろせ！！』
「分かった。分かったからちょっと静かにして」
そのままAを抱えたまま、ヒカリエを下に降りて行く。下の階に行くにつれ、呪力が強まっているのが分かった。
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REI - 12限目の夢主の顔に爆笑www (2021年7月24日 14時) (
レス) id: bd6d581c0c (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - メガネトリオさん» メガネトリオさん！ご丁寧にありがとうございます…！！お返事遅くなってしまって大変申し訳ないです！ご指摘感謝致します…！ (2021年1月12日 20時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
メガネトリオ - ８限目、野薔薇ちゃんは盛岡ではなく、盛岡に出るまで４時間かかる田舎、ではないでしょうか？ 追記‥前のコメント間違えました！すみません！ (2021年1月10日 18時) (レス) id: 1fe51ea3a1 (このIDを非表示/違反報告)
メガネトリオ - ８限目、野薔薇ちゃんは盛岡ではなく、盛岡に出るまで４時間かかる田舎、 (2021年1月10日 18時) (レス) id: 1fe51ea3a1 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - .さん» 大変失礼致しました…！すぐ訂正させていただきます…！ご指摘感謝です。ありがとうございます。 (2020年12月8日 20時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメ玉 | 作成日時：2020年10月15日 13時
