104話 僅かに見えた希望 ページ17
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「……じゃあ学長はAが生きていたこと知ってたんですね？」
夜「……あぁ、そうだ。
ずっとお前に黙っていて済まなかった」
と先生は軽く会釈をする。
＿＿＿＿この時の心の中の感情は複雑だった。
【Aがまだ呪術師として生きていること】に嬉しさを感じてはいるものの、【先生が俺にこの事実を隠していた】という少しの怒りが混じりあっていた。
大方、学長は僕のことを気遣ってこの事実を隠していたのだろう。
＿＿＿＿でも、もし僕が【Aが生きている》という事実を知っていたとしたら
Aの笑顔が浮かんで、僕は傑に手を掛けるなんてこと出来なかったかもしれない。
「……ハッ。そっかそっか」
何故だか分からないが、クスッと笑いが込み上げてきた。
Aが生きていた＿＿＿＿この事実だけで少し楽になったような気がした。
だったら、善は急げだ。
Aが居れば、きっと1年の皆にいい指導をしてくれるだろう。
Aを適当に理由をつけてここに呼び戻そう。
夜「……悟。さっきから何嬉しそうにしているんだ」
「え？何って…そりゃー嬉しいでしょ！Aが生きてたんだから。
あ、そーだ。学長、勿論Aの連絡先持ってますよね？
ちょっと連絡したいんで教えて欲しいんですけど〜…」
夜「連絡先か。あー……そのー。……あの頃から変わってn「あ〜そういう嘘いいんで。どうせAのことだから僕らに悟られないように連絡先くらい変えてますよ」……いや、しかし……」
学長は珍しくしぶとく粘る。
まぁ見た目からして硬そうな人だし……それに学長のことだ。あんまりしぶとく迫ったら術式を使われてこっちが怪我をする。
余程Aに釘刺されてるんだろうけど……
あんまり僕を舐めてもらっちゃあ困るよ？
僕はあることを思い付き、意地汚い笑みを浮かべた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
音瀬side
＿＿＿＿心地の良い風が吹いている。
朝日に街が照らされ、小鳥たちの囀りが響き渡る。
今日もいつもと変わりのない一日が始まる。
＿＿＿＿そう思っていた。
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アメ玉(プロフ) - ななきさん» ななきさんこんばんは！すごく嬉しいです(泣)今は少し忙しくて更新おじいちゃん亀ですが、また続き書いた時は読んでいただけると嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2022年12月5日 0時) (
レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
ななき - 深夜に止まらず一気見させていただきました！！続きが死ぬほど気になりますぅぅぅう！天才作者様！！！暇な時があればどうぞよろしくお願いしますっ！！！！！！！ (2022年12月2日 1時) (レス) @page37 id: 5f7941b886 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - 蟻さん» ありがとうございます…(T^T)まさか一気読みして頂けるなんて、、、徐々に頑張って続き出していきますので、これからも少しずつ目を通していただけると嬉しいです！ (2022年1月5日 23時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - 識さん» ありがとうございます！(T^T)お返事が大変遅くなってしまい申し訳ございません……！今年も沢山目を通していただけますと幸いです！！ (2022年1月5日 23時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
蟻 - ハマりすぎて一気読みしました。。続きが気になります( ;ᯅ; )アメ玉さんのペースで投稿楽しみに待ってます！ (2022年1月5日 2時) (レス) @page27 id: 120560daa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アメ玉 | 作成日時：2021年2月20日 22時
