儚げな君《宿儺様ver.》 ページ35
宿儺様verです!!お待たせ致しました!
※容姿は悠仁の主様と一緒です!
※少し歳離れてます!
それではどうぞ!
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「おい小娘、花ごときでそんなにはしゃぐな」
キャッキャと餓鬼のような笑い声をあげて俺の周りを走り回るA。
……なぜ俺がお前の我儘に付き合わねばならんのだ。
『宿儺さん!私お花見に行きたいです!』
「あ?花?そこら辺に生えてるので充分だろう」
『夢無さすぎじゃないですか?私は綺麗なお花畑に行きたいんです!』
そう言われて渋々コイツに着いてきた訳だが……
遠くの方で座り込み花を摘んでいる姿を見ると、何処と無くそのまま花と一体化してしまいそうで。
綺麗だった。あいつの容姿も消えてしまいそうな程色素が薄く、時に生きているか感じたくなる。
今日は風が強い。男の俺でも少し身体がぐらつくほどに。背中に当たる風が身体を前に前に押そうとするも何とか耐えた。
「おい小娘!あまり遠くに行くでない。吹き飛ばされても知らんぞ」
とそう叫ぶが風のせいか声が通っていないようであいつはコチラに見向きもしない。
その時正面から凄まじい風が吹き付け、顔に当たる。
反射的に腕を前に出して風を防ぐと暫くして風が漸く落ち着いた。
ホッと胸をなで下ろしたのも束の間、目の前の景色にさっきまでの安堵は何処かに消え失せる。
「……小娘?何処だ?」
そう。俺が腕で視界を防ぐまでアイツはあそこで花を摘んでいたのに、今そこには誰も居ない。
ここで頭にある考えがよぎる。
まさか今まで俺が触れてきたお前は幻だったのか。だからお前はあんなに今にも消えてしまいそうな容姿や声をしていたのか。
そんなはずはない。そんなことは分かっているのに
____胸がザワついてたまらなかった。
「A!」
さっきまでAの居た所に行くとそこにはうつ伏せで倒れたAの姿があった。
「……貴様、何をしている」
『あ!宿儺さん!さっき風が強くてそのまま倒れちゃって……花の匂いを存分に味わってました!』
いい匂いだったなぁ……と言いながら起き上がる小娘の頭にデコピンを1発お見舞する。
あだっと変な声を出して『何するんですか!』とプンプン怒るA。
あぁどうやらコイツは幻ではないみたいだ。そんなこと初めから分かっていたが。
作者です!今年の感謝も込めて!→←儚げな君《虎杖悠仁ver.》
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kon - リクエスト書いてくださり、ありがとうございました。漸く読めました。凄い良かったです。やはり五条先生最高ですね。またリクエストさせていただくと思いますがよろしくお願いします。 (2021年1月9日 16時) (レス) id: 562bce1e3a (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - パンさん» わああ嬉しいです!ありがとうございます!!実は1番考えたセリフなのでそう言って貰えるととても嬉しいです!ありがとうございます!!(●≧∀)キャッ (2021年1月7日 11時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - 伊織さん» 伊織さん!了解致しました!!少しお時間いただきますね!! (2021年1月7日 11時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
パン - 「へへっ」って。それはイカン、可愛い。可愛いが過ぎる。キュン死するぅ (2021年1月6日 22時) (レス) id: 137cca8dd3 (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - あ、二つ目の方のリクエスト、書き忘れてましたが「両片思い」「同期」でお願いします! (2021年1月6日 20時) (レス) id: 562bce1e3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アメ玉 | 作成日時:2020年12月13日 23時