見られたくなかったのに2《夏油傑》 ページ31
『……いたっ』
「ごめんごめん。でももう少し我慢して……あ、ここも切れてる。本当に酷いことするねぇ」
あの後、家に着いた途端怪我の手当てをしてくれている傑。別にいいよと言ったのに「私がやりたいだけだから」という圧に押されて私が折れた。
「はい、終わったよ。痣は残っちゃうけど……数日もしたら少しはマシになるだろう」
傑とは幼なじみでもあり、今では彼氏の立ち位置でもある。通っている学校は違うものの、時々待ち合わせして一緒に帰ることだってある。
「そう言えば……今回の件、私に言ってくれなかったよね」
『…………』
「そんなに私が頼りなかった……?」
『……や、違う……』
そう。実はいじめられてるってことを傑には言ってなかった。
傑が学校でどんなことをしてるのか1度聞いたことある私は迷惑を掛けたくないと思ってずっと黙っていたのだった。
『傑に迷惑かけたくなかったの……普段から呪い祓うのに忙しいのに、私まで迷惑かけるなんて出来なかったの……』
そう嗚咽混じりに言えば彼はスっと正面から私抱き締めた。
そのまま頭に手を置かれゆっくり撫でられる。
「……迷惑なんかじゃない。寧ろ頼ってくれた方が私にとっては、いや……
彼氏としては嬉しいんだけどね」
耳元でそんな声が響くと、視界が少しずつぼやけてくる。
『……す、ぐ……』
「なに?」
そう聞き返してくる声が優しすぎて。我慢していたものがプツンと切れたように涙が底から溢れてきた。
『怖かった……よぉ…!』
傑の逞しい肩に顔を填めて泣いた。思いっきり泣いた。
____こんなに泣きじゃくる私でも、貴方は本当に迷惑じゃないのかな。
「大丈夫。全部受け止めてあげるから沢山泣けばいいよ」
________________________
ちゃんみおさん!!大変お待たせ致しました!いかがだったでしょうか……?
傑の方、少し終わり方雑になってしまって申し訳ないです……(泣)
お気に召していただければ幸いです!またのリクエスト是非お待ちしております!!
ありがとうございました!!
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少し暇なので今日更新頑張ります!!
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kon - リクエスト書いてくださり、ありがとうございました。漸く読めました。凄い良かったです。やはり五条先生最高ですね。またリクエストさせていただくと思いますがよろしくお願いします。 (2021年1月9日 16時) (レス) id: 562bce1e3a (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - パンさん» わああ嬉しいです!ありがとうございます!!実は1番考えたセリフなのでそう言って貰えるととても嬉しいです!ありがとうございます!!(●≧∀)キャッ (2021年1月7日 11時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - 伊織さん» 伊織さん!了解致しました!!少しお時間いただきますね!! (2021年1月7日 11時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
パン - 「へへっ」って。それはイカン、可愛い。可愛いが過ぎる。キュン死するぅ (2021年1月6日 22時) (レス) id: 137cca8dd3 (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - あ、二つ目の方のリクエスト、書き忘れてましたが「両片思い」「同期」でお願いします! (2021年1月6日 20時) (レス) id: 562bce1e3a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アメ玉 | 作成日時:2020年12月13日 23時