恵誕生日記念!2《伏黒恵》 ページ18
五「せ〜の……」
その掛け声と共に部屋の電気に明かりが灯る。
「「「『お誕生日おめでとう!!』」」」
とクラッカーの紙吹雪をまともに受けてキョトンとしている恵の姿がそこにあった。
伏「……どうしたんですか。みんな揃って」
虎「なんだよ伏黒〜。せっかくサプライズしてやったのにもっと喜べよっ!」
釘「ほらやっぱり。私の予想は当たってたわね」
伏「痛っ、おい虎杖!叩くんじゃねぇ!…それに俺疲れてるんですけど……」
と頭を掻きながらそう言う恵。
五「まぁまぁ恵、そんな事言わないで!ほら!恵の為にケーキも買ってきたんだよ!」
箱からケーキを出して「どうこれ!僕いいセンスしてるでしょ!?」と主役よりテンション高くて何だか笑けてきてしまった。
虎「まぁとにかく今日の主役はお前なんだから楽しめって!ほらこれ付けて!」
満面の笑みでそう言う悠仁の手には《お誕生日おめでとう》なんて書かれたタスキが握られていた。
伏「やめろ虎杖!おい、釘崎まで俺を押さえようとすんな!!」
結局抵抗も虚しいまま、折れた恵がタスキを掛けられてしまいよっぽど恥ずかしいのか、完全に俯いてしまった。
虎「おし出来た!いい感じじゃん!伏黒!」
伏「……お前ほんと、今度覚えとけよ」
虎「あ。照れてる」
伏「照れてねぇよ!!」
五「ハイハイ!じゃあ主役さんが準備出来たみたいだから、写真撮るよー!」
と先生が手を叩いてスマホを内カメにして高々と持ち上げる。
五「んじゃ行くよー!はい、チーズ」
カシャと音が鳴り、先生が画像を確認する。「先生!見せて見せて!」と先生に群がる悠仁と野薔薇。
その様子を遠くから見てると「なぁ」と後ろから恵に声をかけられる。
伏「……これ、お前が考えてくれたのか?」
『まぁ一応……そうだよ?』
そう言えば恵は急にガッと私を抱き締める。
『おふっ』
あまりの唐突さに変な声がお腹から這い上がってきた。
伏「ありがとな」
そのまま首元にキスを落として何事もなかったかのように離れていく。
『へっ?め、恵……っ』
思考が追いつかずしどろもどろしていると写真騒動から戻った野薔薇が「どした?大丈夫か?」と顔を覗き込んできた。コクっと頷くと『先生!恵も揃ったことだしケーキ食べましょう!』と話題を逸らした。
____そのままパーティーは夜中まで続いた。
846人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kon - リクエスト書いてくださり、ありがとうございました。漸く読めました。凄い良かったです。やはり五条先生最高ですね。またリクエストさせていただくと思いますがよろしくお願いします。 (2021年1月9日 16時) (レス) id: 562bce1e3a (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - パンさん» わああ嬉しいです!ありがとうございます!!実は1番考えたセリフなのでそう言って貰えるととても嬉しいです!ありがとうございます!!(●≧∀)キャッ (2021年1月7日 11時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
アメ玉(プロフ) - 伊織さん» 伊織さん!了解致しました!!少しお時間いただきますね!! (2021年1月7日 11時) (レス) id: bd385b4018 (このIDを非表示/違反報告)
パン - 「へへっ」って。それはイカン、可愛い。可愛いが過ぎる。キュン死するぅ (2021年1月6日 22時) (レス) id: 137cca8dd3 (このIDを非表示/違反報告)
伊織 - あ、二つ目の方のリクエスト、書き忘れてましたが「両片思い」「同期」でお願いします! (2021年1月6日 20時) (レス) id: 562bce1e3a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アメ玉 | 作成日時:2020年12月13日 23時