絶望プリズンの世界第58話 探索パート ページ8
キスケ
「は、早く手帳を……！」
リンタロウ
「う、うん……！」
サトミ
「お前ら……オカルト部の奴じゃねえか……生徒会室で何やってるんだ？」
ノブユキ
「え、えっと……」
A
「せ、生徒会長に……聞きたいことがあって……」
フミ
「聞きたいこと？」
キスケ
「俺たち、今朝の事件を調べてて……どうやら犯人は理事長に不満思ったやつかもしれないんだ。だから、理事長の娘である会長ちゃんなら、何か知らないかなって……」
フミ
「なるほど……そういうことですか……それでしたら、私からは何も教えることはできません」
キスケ
「どうして？」
フミ
「混乱を避けるため。学園側から何も言うなと言われています……」
キスケ
「まぁ……そんなこと言わず♪ちょっとくらい教えてくれたっていいじゃん？」
フミ
「……」
キスケ
「無視……？」
フミ
「私から話すことはありません。学園からの指示は絶対です」
リンタロウ
「え〜……だめ〜？」
サトミ
「おい、オマエらしつこいぞ」
フミ
「とにかくこの件については、話すことはありません……わかったら、生徒会室から出ていきなさい」
キスケ
「え、えっと……」
コウ
「おい……早く行くぞ。これ以上は時間の無駄だ」ガチャ
生徒会室前
キスケ
「ったく……少しぐらい話してくれてもいいのにな……」
タクヤ
「これ以上フミからは何も情報を得られなさそうだな……こうなったら、怪しそうなやつを片っ端から探すしか……」
ひそ……ヒソ……
ノブユキ
「廊下の方から話し声が……」
A
「先生達……？」
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作者名：(*´ω`*)ﾆｬ〜 | 作成日時：2020年8月31日 15時
