絶望プリズンの世界第91話 ページ31
タクヤ
「え……じゃあ、今のノブユキはドッペルゲンガーってことか?」
ノブユキ
「そうだよ……」
ルイ
「い、いまなんて……」
シンノスケ
「う、嘘だろ……?」
ネコヒコ
「二ャハハハハハッ!やっと思い出したようだな」
キョド
「そうです。貴方は最初、ここから来た時からドッペルゲンガーだったんですよ」
マチ
「そんな……次はノブユキがドッペルゲンガー」
A
「でも、ドッペルゲンガーになった動機が分かるしすぐに浄化できるよ?あ……そっか……まだ言ってないんだっけ?」
ノブユキ
「うん……今から全部説明するよ。親が転勤族でいろんな学校を転々としていたんだ。だから仲のいい友達ができなくて。でも、とある学校でマサキ君という子と仲良くなったんだ。その子は仲良しメンバーといつも遊んでいたんだ。そんなある日修学旅行で見た焚火をしようって話になって洞窟の中で火をつけて願いを書いた紙を燃やそうって……おれは子供だけで火で遊ぶのが何となく怖くて俺だけ洞窟の外にいたんだ。そしたら中から助けを呼ぶ声が聞こえて見に行くと……友達が倒れてて……すぐに大人の人を呼んだんだ……一酸化炭素中毒だった……その後警察の取り調べを受けていた時……友達全員が俺に罪をかぶせてきたんだ「言い出しっぺはアイツだ」って。親に迷惑をかけれないしとっさに嘘をついたんだと思う。俺は大人たちに責められた、否定したけど誰も信じてくれなかった……これが俺の生まれた理由」
シンノスケ
「ダチに裏切られるなんて……ひどい話だな」
A
「でもノブユキ君は今までのドッペルゲンガーとは違う……今までは比べ物にならないくらいの悪さを……ね?ノブユキ君」
ノブユキ
「今までみんなと過ごしてきた記憶……友達や絆を全部失うってことだったんだ……」
キスケ
「絆を失う?」
ネコヒコ
「こいつを浄化するとこいつにまつわる記憶が全部なくなっちまうんだよ。」
A
「でも、そうならないために私たちがきたってわけ!」
--------続く--------
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作者名:(*´ω`*)ニャ〜 | 作成日時:2020年8月31日 15時