【ヒロアカ】平和の象徴になれない私は……【２】 (ページ28)

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個性の関係上こんな展開になってしまった…… ページ28

マンダレイが個性を使ったのか声が聞こえた

マンダレイ
「A組B組総員――プロヒーローイレイザーヘッドの名に於いて戦闘を許可する！！」

A
「飯田くん。ちょっとついてきて」

Aは返事を聞かず女子部屋に向かった

飯田
「庵くん！？待ってくれ！！」

女子部屋につきAの荷物からある物を取り出した

飯田
「い、庵くん……何で勝手な行動をするんだ……」

A
「少しでも力になればと……運ぶの手伝ってくれる？」

まだ通達することがあったのかマンダレイの声が聞こえた

マンダレイ
「ヴィランの狙いの一つ判明――！！生徒の「かっちゃん」！！「庵さん」！！わかった！？「かっちゃん」！！「庵さん」！！なるべく戦闘を避けて！！単独では動かない事！！」

ーー私……！？

A
「取り敢えず早く運ぼう」

飯田
「そうだな。早くみんながいるところへ！！」

飯田の後ろをついて行っているとヴィラン連合の一人Mr.コンプレスが現れガラスが割れる音と共にAの姿が消えた

飯田視点

飯田
「庵……くん？庵くん！！？」

Mr.コンプレス
「もしかしてこれのことかな？俺のマジックで貰っちゃったよ」

飯田
「庵くんを……引き渡してもらおうか……」

Mr.コンプレス
「やだよ。あとは爆豪っていう奴だけなんだ。すまないね。短い間だったがもう移動するよ」

飯田
「待て……！！！」

飯田の抵抗もむなしくMr.コンプレスを逃してしまった……

飯田
「…………」

Aが作った薬品箱を無言で持ち上げ皆の居るところに向かった

飯田
「すまない……皆。庵くんが……攫われてしまった……」

相澤
「なんだと？」

飯田
「少しの間別行動をしている内に……俺がもっと強く止めていたら……！！委員長なのに情けない……」

上鳴
「飯田……その手に持ってるのなんだ？」

飯田
「庵くんが女子部屋からとってきた物だ。皆の役に立てれば……と持ってきたらしい」

相澤
「一本貰うぞ」

相澤はポーションを一本飲みヴィランがいるであろう場所へ向かった

A視点

私が目を覚ました時は周りにヴィラン連合隣に爆豪がいた

死柄木
「早速だが……ヒーロー志望の爆豪勝己くんに庵Aくん。俺の仲間にならないか？」

爆豪
「寝言は寝て死ね」

A
「条件次第です……」

死柄木
「信頼を得るためにもその方がいいな……いいよ。何がいい？」

A
「安全……私の安全。私が寝返っていると悟らせないようにしてくれるなら……スパイとかもやります」