試合が進むごとに緊張が走る ページ7
プレゼントマイク
「お待たせしました!!続きましては〜こいつらだ!
優秀!!優秀なのに拭いきれないその地味さは何だ!ヒーロー科瀬呂範太!!
対!
2位・1位と強すぎるよ君!同じくヒーロー科轟焦凍!!
スタート!」
スタートする前瀬呂くんは両腕を上げ伸びをしながら何かを言い
スタートした瞬間轟くんをぐるぐる巻きにした
瀬呂
「つっても負ける気もね――!!!!」
プレゼントマイク
「場外狙いの早技!!この選択はコレ最善じゃねえか!?正直やっちまえ瀬呂――!!!」
瀬呂くんは両腕に繋がっているテープを片方だけ千切りぐるぐると回り遠心力で轟くんを場外に出そうとしている
そろそろもう片方のテープをちぎってもよさそうな頃……何が起こったのかわからなかった
私の目の前には……いや視界全体にはとても綺麗な水色の氷が目と鼻の先にあった
一応言うが観客席とリングの距離は遠い。なのに目と鼻の先まで氷を出しているのだ
どうなっているのか知りたくて少し視点を変えてみた
私はまた驚いてしまった……だってこのスタジアムの約半分が氷漬けにされていたのだから
瀬呂
「や……やりすぎだろ……」
ミッドナイト
「瀬呂くん…………動ける?」
瀬呂
「動けるハズないでしょ……痛えぇ…………」
ミッドナイト
「瀬呂くん行動不能!!」
瀬呂くんもミッドナイトもとても寒そうにしている
「ど………ドンマイ……」
「「「「ドーンマイ……どーんまい……」」」」
会場の心が一つになったのだろう。「ドンマイ」誰もがそう思い一人が口に出すと同じことを思っていた人がまた口を開く
そして瀬呂くんにむけたドンマイコールは会場にいる全員からと言っていいほどのドンマイが送られた
ミッドナイト
「轟くん二回戦進出!!」
――――
―――
―
プレゼントマイク
「ステージを乾かして次の対決!!」
プレゼントマイクの実況を聞きながら控え室の扉を開ける。そろそろ二回戦が始まるころ。麗日さんの試合を見れないのが惜しいが緊張で頭がおかしくなりそうだ
無意識に刀を抜き手入れする必要ないのに手入れを始める
プレゼントマイク
「一回戦最後の組だな……」
もう一回戦最後か……
その事を認識すると心臓の音が大きくなる。鬼狩りのときはこんな緊張しないのに……勝手が違うんだろうね
時折聞こえるプレゼントマイクの実況を聞きながらあっという間に時間が過ぎ私の番になった
うん……ごめんね……(だから誰に行っているんだ)→←本当にどうやって解いたの……
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作者名：(*´ω`*)ﾆｬ〜 | 作成日時：2021年4月7日 18時
