白書一巻の内容を含みます ページ44
常闇
「……気にするな。俺が好きな食べ物はリンゴだ」
そう言いながらユカちゃんに微笑む。常闇くんの笑みを見たユカちゃんは顔を赤らめている
A
「スイーツは別腹だよね」
麗日
「ベツバラ」
それから私達は昼ご飯を食べまたスイーツを食べている。スイーツを堪能しているとポケットに入っているスマホがブブッと揺れた
A
「写真……?」
麗日
「今日撮った写真。送ってみた」
とてもいい笑顔でそう言った。うん、カワイイ。皆絵になるなぁ。私も今日撮った写真送ろう
麗日
「ブフッｗｗ……やっぱこれがおもろすぎるやろｗｗ」
そう言いながらとある画像を指す。それは飯田くんと常闇くんがコーヒーカップに乗っているところを取ったところだ。しかもブレッブレ。わかる、面白いよね
飯田
「ム、この景色は……観覧車に乗った時のか?」
飯田くんはスマホの画面をのぞき込み指さす。遊園地全体が見渡せそうなほどの高いところからの景色。飯田くんが言っている通り観覧車に乗ったときのだ
峰田
「な、なぁ、後でこの写真くれよ」
ちょっと息を荒くしながら指を指したのはメリーゴーランドで麗日ちゃんと私が映っている写真だ。もちろんいいよ。と言おうとしたとき麗日ちゃんが止めに入った。なんか渡したらイケナイ予感がするからだそうだ。麗日ちゃんが嫌ならしかたない
皆で鑑賞会をしていると隣から警備員が慌ただしく通り過ぎていった。それを目で追っていくと悲鳴や物を壊れる音が鳴り響いている。その瞬間鴉のセイちゃんが私の肩に留まった
セイ
「アノオバケヤシキニオニガイルンダッテ。ハヤクイケ!!
(あのお化け屋敷に鬼がいるんだって。早くいけ!!)」
え……あのお化け屋敷って騒ぎの中心じゃん。嘘だろ……
警備員
「下がって、下がって!」
母親
「子供が中にいるはずなんです……っ、ユカが、まだ……!」
しかも非難が完全に済んでいないのか……仕方ない刀は持っているしすぐ向かうか
A
「皆。私は中に入る。日の当たらない場所にはいくなよ」
私はそう言い残し中へ入っていた。警備員が何か言っていたが知らないふりをしておこう
――――
―――
―
何だこの人形……斬っても切っても動いてくる。鬼の仕業か……
カタッという物音が鳴り刀を向ける
A
「誰だ……!!って……皆。日の当たらないとこにはいくなと言っただろう……」
どうやらヒーローはおせっかい属性なようだ。強い鬼でもないし人数も少ない、守ってやるか
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作者名：(*´ω`*)ﾆｬ〜 | 作成日時：2021年4月7日 18時
